アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方

海軍一のダメ軍艦(誘導ミサイル駆逐艦)「ベンフォルド」に配属された艦長が、成果の上がらない組織を立て直し、柔軟で自主性にあふれる「強いチーム」をつくり上げた、その驚きの手法とは? 残念ながら目からウロコの金言は言ってない。アメリカ海軍のやり方…

HIGH OUTPUT MANAGEMENT

アウトプットを最大化するための仕事の基本原理とは、マネジャーが最も注力すべき仕事はなにか、タイムマネジメントの方法、意思決定のときにしてはいけないこととは、ミーティングはどう進めるべきか、1対1の面談(ワン・オン・ワン)ではなにを話すのか、人…

日本開国: アメリカがペリー艦隊を派遣した本当の理由

1854年、ペリー提督は大艦隊を率いて浦賀に再来航し、その威容をもって日米和親条約を結ぶ。しかし、その後の修好通商条約の締結は“ノンキャリ”領事ハリスただ一人に委ねられた。開国の目的は日本との交易ではなく、中国市場との距離を縮めるべく立案された…

知ってるつもり――無知の科学

冒頭でビキニ環礁の話が出ていて驚く。島民を避難させなかったビキニ以外の環礁への影響について、放射能の専門家たちが見落としていたことを例に挙げて、人間の知性が聡明であると同時に愚かであるとしている。言いたいことはわかるがアメリカ政府がその影…

秘密

1961年、少女ローレルは恐ろしい事件を目撃する。突然現われた見知らぬ男を母が刺殺したのだ。死亡した男は近隣に出没していた不審者だったため、母の正当防衛が認められた。男が母に「やあ、ドロシー、久しぶりだね」と言ったことをローレルは誰にも話さな…

蒲生邸事件

一九九四年、予備校受験のために上京した受験生の尾崎孝史だったが、二月二十六日未明、宿泊している古いホテルで火災に見舞われた。間一髪、同宿の男に救われたものの、避難した先はなんと昭和十一年の東京。男は時間軸を自由に移動できる能力を持った時間…

カササギ殺人事件

1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは……。その死は小さな村の人々へ徐々に波紋を広げていく。消えた毒薬、謎の訪問者、そして第二の死…

クラバート

小学校の頃に少年が大力を得て活躍する『大力ワーニャ』という本を読んだ。確か兄弟の一番下のワーニャという子が役立たずだったのが、寝るときに屋根を持ち上げようとするのを毎晩続けていたらある日屋根がドカッと持ち上がり、大力を手に入れて活躍すると…

舞踏会へ向かう三人の農夫

それは1914年のうららかな春、プロイセンで撮られた一枚の写真から時空を超えてはじまった―物語の愉しみ、思索の緻密さの絡み合い。20世紀全体を、アメリカ、戦争と死、陰謀と謎を描ききった、現代アメリカ文学における最重要作家、パワーズの驚異のデビュー…

歴史の余白 日本近現代こぼれ話

歴史と聞いて思いつくのは、授業で習う国の歴史というか歴史の表通り。しかし全てのものには歴史があって、表通りに対して裏通りというか、重要ではないかもしれないがそういうものもあるということは頭の隅に入れておきたい。ちなみに余白を埋めていくよう…

知の武装~救国のインテリジェンス 

世界の「解読法」、教えます。ニュースを鵜呑みにしていては、その「深層」はつかめない。激動の世界を生き抜くには、知性〈インテリジェンス〉が必要だ――東京五輪と舞台ウラ、金正恩の本音、プーチンの「倍返し」、安倍首相の「誤解」、CIAの内側など、最新…

インテリジェンス人間論

権力者はだから面白い。外務省在籍時代に間近で接した、歴代総理やロシア首脳の意外な素顔、さらには誰もが知る歴史上の人物の精神にひそむ生々しい野心と欲望に、インテリジェンスの視点から切り込んだ異色の人物論集。国際政治の最前線で、外交の武器とな…

古城秘話

城の歴史は凄絶な人間絵巻である。――北は松前城から南は鹿児島城まで全国三十の古城にまつわる伝説を鮮やかな語りでよみがえらせる。(amazonより) 南條範夫の城にまつわる短編集。著者特有の情念に満ちた語り口の伝承、伝説は雰囲気があって素敵。 古城秘…

メルヘンの深層

シンデレラや赤ずきんちゃんの物語から魔女裁判、人間狼、子捨てなど、ヨーロッパ社会の忘れられた実像が見えてくる。(amazonより) メルヘンな童話を様々な視点から見直す。 メルヘンの深層―歴史が解く童話の謎 (講談社現代新書) 作者: 森義信 出版社/メー…

日本の古代道路を探す―律令国家のアウトバーン

日本の古代道路について、どのように計画され機能していたか、またどうやって探すかまで丁寧に書かれている。フィールドワークの方法まで書かれている本は初めて読んだ。タイトルに偽りなし。面白かったのは上総/下総の国名の逆転について。というのは、国の…

決定版 邪馬台国の全解決

中国史書特有の記述法を元に資料を解読し、邪馬台国の場所を解く本。邪馬台国への距離という軍事機密ともいえる情報を正直に書くわけがないとか、当時の常識を踏まえて納得のいく箇所もあるが、こちらの勉強不足もあって著者の主張がどこまで正しいかを判断…

STAR WARS 99人のストームトルーパー

子供たちに買った絵本。絵本そのものは面白いんだけども和訳が余計な言葉を追加しているのが気になる。うちの娘は英語で読んでいたようなので気にならなかったらしいけど。 STAR WARS 99人のストームトルーパー 作者: グレッグ・ストーンズ,渡部岳大(Well Pl…

映画の間取り

映画の間取りを収録した本。アプリ発らしい。 いまいち面白くなかったのは意外性の無さと収録件数の少なさ、というより収録作品の半分くらいしか見てないからかもしれない。あ、「間取り」という言葉に勝手に「(家の)間取り」だと思い込んでしまったのも良…

領主館の花嫁たち

1840年、当主の妻を失ったその領主館は、悲しみに沈んでいた。そして、愛らしい双子の姉妹の家庭教師として館を訪れたテティもまた、癒しがたい傷を負う身であった。屈託なく懐いてくる、瓜二つの双子の姉妹に、徐々に生きる希望を取り戻していくテティ。だ…

シャルビューク夫人の肖像

「姿を見ずに、肖像画を描いてほしい」肖像画家のピアンボに突然声をかけてきたのは、両目が白濁した盲目の男。シャルビューク夫人の使いと称し、法外な報酬を口にして肖像画の製作を依頼してきた。屏風の向こうで夫人が語る、過去の話とその声だけで姿を推…

儚い羊たちの祝宴

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語…

まるで天使のような

山中で交通手段を無くした青年クインは、“塔”と呼ばれる新興宗教の施設に助けを求めた。そこで彼は一人の修道女に頼まれ、オゴーマンという人物を捜すことになる。だが彼は五年前、謎の死を遂げていた。平凡で善良な男に何が起きたのか。なぜ外界と隔絶した…

神様の裏の顔

神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した――と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり……。(amazonより) 藤崎翔のミステリ。ただのどんでん返…

かがみの孤城

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。す…

コリーニ事件

2001年5月、ベルリン。67歳のイタリア人、コリーニが殺人容疑で逮捕された。被害者は大金持ちの実業家で、新米弁護士のライネンは気軽に国選弁護人を買ってでてしまう。だが、コリーニはどうしても殺害動機を話そうとしない。さらにライネンは被害者が少年時…

日本発掘! ここまでわかった日本の歴史

2015年迄の日本考古学界の現状というか進捗状況を、旧石器時代、縄文時代、弥生時代、古墳時代、古代、中世それぞれの専門家が述べた講演の書籍化。 本書では縄文時代の章(小林達雄)が飛びぬけて面白かった。このくらい熱がないと他人の興味を引けない。日…

儲ける仕組みをつくるフレームワークの教科書

優れた経営者の思考パターンを落し込んだ9つの質問について解説したビジネス書。横軸にwho/what/how、縦軸に顧客価値/利益/プロセスという3x3の表を作ると、下記の9つの質問ができる。 どんな用事を抱えた人をお客様にするのか 解決策として何を提示できるの…

風土記からみる日本列島の古代史

「風土記の世界」より、もう少し内容について詳しい本。そこに描かれる神々の姿や人々の生活について詳しい。 何かの本で卑弥呼の正体とされていたミカヨリヒメがちょっとだけ出ていた。 新書883風土記から見る日本列島の古代史 (平凡社新書) 作者: 瀧音能之…

風土記の世界

日本で最も古い書物と言えば「古事記」「日本書紀」が挙がるが、「風土記」もまた713年に発せられた命令への地方からの回答(解)なので、回答時期によっては「日本書紀」よりも古いものもあったかもしれない。かもしれないというのは「風土記」のほとんどは…

虫られっ話

手塚治虫の対談集。相手は筒井康隆、北杜夫、田河水泡、横尾忠則、ジュディ・オング、尾崎秀樹、磯村尚徳、石ノ森章太郎、松本零士。 北杜夫との対談と、手塚治虫の奥さんによるあとがきが面白かった。 手塚治虫くらいの大家ともなると、自叙伝のような漫画…