2015-01-01から1年間の記事一覧

amazonから5枚目?

CD

Lioness: Hidden Treasuアーティスト: Amy Winehouse出版社/メーカー: Islan発売日: 2011/12/02メディア: CD購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (14件) を見る最近Youtubeで見つけたValerieをよく聴くが、MarkRonson版のが悔しいけどもかっこいい…

白夜

ドストエフスキーの小説。 久しぶりに再読。この小説は高校の時分に読書感想文を書いた覚えがある。今回読んだ感想もそう変わらないのだが、冴えない青年に訪れた夢のような時間の鮮烈さは変わらない。結局夢は夢のままに、わりとひどい形で終わるのだが、法…

なぜ八幡神社が日本で一番多いのか

島田裕巳の新書。 通っていた小学校の裏の方に八幡神社があったので、自分にとっては八幡神社、もしくは沼袋や高円寺にあったので氷川神社あたりが身近だが、世の中にはいろんな神社があるんですね。 副題の「最強11神社」というのはバカっぽいので外した方…

虚無への供物

中井英夫の長編ミステリ。 前回帰国時に実家から引っ張り出してきた一冊。素人探偵による推理が二転三転してついていけなかった。高校生のときは面白かった覚えがあるのに。いや今回もつまらなかったわけではないんだけども、なんか途中でどうでもよくなって…

カポーティ短編集

カポーティの短編集。 初カポーティ。最初の『楽園への小道』はちょっとユーモラスで面白かった。他のあんまり覚えていない収録作品は以下。またそのうち読み直してみよう。 ヨーロッパへ イスキア スペイン縦断の旅 フォンターナ・ヴェッキア ローラ ジョー…

閉じた本

ギルバート・アデアの長編小説。 事故で眼球を失った大作家が、自伝執筆のため口述筆記の助手を雇い入れる。執筆は順調に進むが、何かがおかしい……。彼は何者なのか? 会話と独白体のみで綴られた異色作。 という作品だが、なかなか緊迫した感じが出ていて面…

緋色の研究

コナン・ドイルの長編ミステリ。 Youtubeで昔よく見ていたNHK(BBC)のシャーロックホームズを見ていたら原作を読みたくなって。原作では当たり前だがワトスンとホームズの出会いとか細かいところが書いてあって楽しい。緋色の研究 (新潮文庫)作者: コナンド…

陰摩羅鬼の瑕

京極夏彦の長編ミステリ。 今回の薀蓄は儒教。人里離れた館で起きる殺人事件というと私の好みに合いそうなものだが全体にぱっとしない。館が鳥の剥製だらけの館というのはインパクトがあって覚えているが犯人は誰だったか忘れたので、もう一度楽しめるという…

双頭の悪魔

有栖川有栖の長編ミステリ。 高知の山奥の外界から閉ざされた村に滞在する友人を連れ帰るべく、村を訪れた主人公一行。川の氾濫により分断された二つの村でそれぞれ殺人事件が起こる。 意外と面白かった。以前読んだ著者の作品はそれほど面白くなかったので…

2015年も

毎年のことだが南の島にいるとクリスマス前後で少しあわただしくなったかな、という程度で年の瀬の感じというものがまったくない。気がついたら一年が終わってしまう。年が改まって困ることもないのだが、一応会社の机周りを片付けたらいろんなものが出てき…

殺人鬼フジコの衝動

真梨幸子のサスペンス小説というか、ミステリ小説というか。 家族まるごと殺人事件の生き残りであるフジコの激しい半生。サスペンスかミステリかというのは冒頭の殺人事件の真相をどう捉えるかによる。その後の叔母の態度を考えると、真犯人がフジコであると…

遠い太鼓

村上春樹のエッセイ。 ギリシャとかイタリアとかそのあたりの滞在記。『やがて哀しき外国語』のあとがきに『遠い太鼓』は第一印象で、『やがて哀しき外国語』では第二、第三の印象を書いたとあった。その伝でいくと私が好きなのは後者。第一印象をうまく伝え…

新・戦争論

池上彰と佐藤優の対談。 世界の紛争中の国と地域について一つ一つの状況と今後の日本の展望を語る。尖閣諸島からイスラム国まで、仕事とはいえいろんなことをよく知ってるものである。 どこについての話でもよく出てくるのはイスラム教勢力。日本では比較的…

異本論

外山滋比古の表現文化について考えた本。 「異本は収斂する。そして収斂した異本のみが歴史を作り、文化を形成する。」 というような内容。 「異本」とはオリジナルに手を加えたものの総称として使われている。文学でいえば、ある作品を呼んだ読者各人に残る…

鑑識捜査三十五年

鑑識捜査三十五年 (中公文庫)作者: 岩田政義出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1986/09/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る

悪意の波紋

悪意の波紋 (集英社文庫)作者: エルヴェコメール,Herv´e Comm`ere,山口羊子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/03/20メディア: 文庫この商品を含むブログ (18件) を見る

神の子どもたちはみな踊る

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/02/28メディア: 文庫購入: 22人 クリック: 427回この商品を含むブログ (357件) を見る

はじめての文学 村上春樹

村上春樹の短編集。はじめての文学 村上春樹作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/12/06メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 59回この商品を含むブログ (86件) を見る

ウォッチメーカー

ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫)作者: ジェフリーディーヴァー,Jeffery Deaver,池田真紀子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/11/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 14回この商品を含むブログ (26件) を見るウォッチメイカー〈下〉 (文春文庫)作者…

O・ヘンリーミステリー傑作選 

O・ヘンリー・ミステリー傑作選 (河出文庫)作者: O・ヘンリー,小鷹信光出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1984/01/01メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る

死のドレスを花婿に

ピエール・ルメートルの長編ミステリ。 ソフィーとフランツの話。「その女、アレックス」と同じようでもう少し爽やかな結末(だった様な気がする)。死のドレスを花婿に (文春文庫)作者: ピエールルメートル,Pierre Lemaitre,吉田恒雄出版社/メーカー: 文藝…

解錠師

スティーブ・ハミルトンの長編小説。 子供の頃に言葉を失ってしまったマイクがプロの解錠師として生きる話。つまらなくはないけども、だから何だ、と思わないでもない。解錠師 (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: スティーヴ・ハミルトン,越前敏弥出版社/メーカ…

夜は千の目を持つ

ウイリアム・アイリッシュの長編小説。 星が降ってくるのが怖いという娘を助けた警察官のお話。そんなこと言う娘もどうかしているがその父親はさらにひどく、数日後に死んでしまうという占いを信じていた。うーん。夜は千の目を持つ (創元推理文庫 M ア 1-4)…

ゴースト・ハント

H・R・ウェイクフィールドの短編集。表題作のほか、ホラー小説ばかり集めた30篇。日本の幽霊と英国の幽霊はなんとなく趣が違うので怖がるまでに至らない。ゴースト・ハント (創元推理文庫)作者: H・R・ウェイクフィールド,鈴木克昌ほか出版社/メーカー: 東京…

百蛇堂

三津田信三の長編ミステリ。 二つで一つの作品、というか、なぜ二つに分かれてるのかよくわからない。というくらいつながっている作品。嫌いではない。ずるずる。蛇棺葬 (講談社文庫)作者: 三津田信三出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/10/16メディア: 文…

蛇棺葬

枯れ木も山の

先月の半ばあたりから忙しくて、それは良いことなんだろうけども本の感想まで手が回らないのでまとめてならべておきましょう。

深い疵

ドイツの警察小説。 殺害現場に謎の数字が残された連続殺人事件が発生。調べるうちに被害者がナチの信奉者であることが判明。そして捜査線上に元貴族の家族たちが浮かぶが、いまいち手がかりがつかめず捜査班を追い詰められるが、徐々に意外な事実が。 帯に…

その女、アレックス

ピエール・ルメートルの長編ミステリ。 倉庫に拉致された女性。彼女は誰に、なぜ拉致されたのか?その疑問が気になったが最後、本の終わりまで読みきってしまう勢いのある一冊。「あなたの予想はすべて裏切られる」「衝撃度はまず半端ではない」という帯のコ…

やがて哀しき外国語

村上春樹のエッセイ。アメリカに住んでいた頃の話。 どうにも話のあわない人というのがいる。話題はすべて空回り。こちらから話題を振っても生返事。のれんに腕押し。糠に釘。どうせなら意見は異なってもいいから自分が興味を持てる話題を持つ人の話を聞きた…