kindleでの読書に慣れてきた、という話。

 このところ目が痛かったり耳が痛かったりといろいろ忙しく、なかなか十分に眠れないことが続いている。眠れない時は本を読むのだが、kindleだと部屋を暗くしたまま読めるので、眠くなったらそのまま眠れるので良い。おかげでシャーロック・ホームズの短編をはじめとして、青空文庫はだいぶ読んだ。バッテリー残量は気になるがどこでも読めるのはやはり便利である。

 

 ここまでシャーロック・ホームズ。あと何冊かあったはず。ホームズに出てくる身なりの汚い船乗りは大体悪いやつである。

 

 坂口安吾の『白痴』は想像に反して戦中の都下の現実というか爆撃を受ける人々が描かれていて興味深い。隣人の気違いとか白痴とか、出てくる人はみんな強烈なんだけども爆弾が落ちてくるならそれどころじゃないよなと思う。確か百閒先生も焼け出された時の日記を書いていたので読んでみようか。

 

 ツルゲーネフの『はつ恋』も青空文庫で読める。ロシア文学に造詣の深くない私だが、どいつもこいつも共通するイメージは何をして食べているのかよくわからないところで、貴族だからかな。

 

 漱石作品もたくさんある。『彼岸過迄』『夢十夜』を読んで、現在は『草枕』に挑戦中。他に私の好きな『私の個人主義』などのエッセイもあるのでこの機会に是非。

 

 この辺はkindleではないが最近読んだ本。なんとなく、著者の主張が鼻につくと読みづらく感じてしまうのだが、倭寇の本がそんな感じだった。扱っている内容は面白いんだけど。以上最近読んだ本の雑なまとめでした。