2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧
本日は棚卸の為、終日閉店とさせて頂きます。 またのご来店をお待ちしております。
綾辻行人の長編推理小説。 推理小説クラブに所属する男女が宿泊する十角館で、次次と起こる殺人事件!という話。ただこのクラブ、お互いを海外推理小説作家の名前で呼び合うという痛痛しいクラブで、悪い意味で古臭い感じがするのだが、トリック上で重要な役…
ビル・S・バリンジャーの長編推理小説。 とある殺人事件についての法廷劇と、ある男が復讐を目論むまでの話が交互に展開される。この二つがどう絡んでくるのか先が気になってどんどん読み進んだ。 肝心の結末は袋綴じになっており、「ここまで読んで面白くな…
日本の東北地方を襲った大地震とそれに伴う津波から二週間が経った。被災され亡くなられた方々を悼むと共に、今も避難生活を余儀なくされている方々には心からお見舞い申し上げます。
ウィリアム・モールの長編サスペンス。 ワイン商であるキャソンが、堅物の銀行家のいつにない酔態をクラブで見かけたことから始まる探偵ごっこ。前半は少ない手がかりから犯人を探し出す調査で、後半からは狩り。前半はちょっと都合が良すぎる展開であったよ…
いまだに解明されていない古代文明の謎に最先端の考古学はどこまで迫っているのか?という本を三つに分けたうちの二。1冊目で有名どころを総攫いしてしまったのか、扱うテーマは若干マイナーである感が否めない。「ナスカの地上絵」と「レイライン」、「古代…
昨日、仕事で初めてウォッジェ環礁に行った。本格的に離島に行くのが初めてならエアマーシャルに乗るのも初めてで、仕事を忘れて写真を撮ってきた。ので、以下離島の写真をお楽しみください。 ↑初めてのエアマーシャルは32人乗りのダッシュ8。 通称デカマ。 …
ガイ・バートのサスペンス小説。 物語は若い女性がやはり若い男に監禁され頬を殴られた、という緊迫した場面から始まり、続いて若い男による、姉と共に過ごした「楽園」時代、そしてまた監禁という形で緊張と弛緩を交互に繰り返しながら「楽園」の秘密を解き…
ジョン・コリアの短編集。いずれも日常から乖離、とまではいかない独特の雰囲気を持った20の短編のうち、半数以上は夫婦の間の話。対立したり仲良かったり殺しあったりといろいろだが、こんなに多いのはなぜだろう。 面白かったのはやはり夫婦の関係が絡む「…
都井睦夫の津山30人殺しをモチーフにした横溝正史の推理小説。登場人物が多すぎとか、地下迷路の荒唐無稽さとかを差し引いても緊張感があって面白い。ただ犯人探しは容疑者がどんどん消えていくのであまり盛り上がらないのでサスペンスというほうがイイのか…
昨日閉店間際に大使館から、日本で大地震がありマーシャルにも津波注意報が出たとの連絡を受けた。その後の出来事。 レストランで夕食中、ウェイターのバイトをしていたロビン先生に「日本大変よ!」(ロビン先生はオカマ)と教えてもらう。 空港にいたマー…
明日から一週間はすごく忙しいので(と書いてる今日も休日出勤しているけれども)、しばらく更新はできませんごめんなさい。というこころもちだけでも更新しておこうと思ったのが、そのぐらい更新しないのも珍しいことではないか。 これだけではなんなので、…
ジョン・ダニングの長編推理小説。タイトルの通り、古書愛好家の刑事が古本業界の殺人事件に挑む話。ただ出久根達郎のような日本の古本屋とは少し趣が異なる。いや日本にも稀覯本を取り扱う古本屋はあるけども、物語は稀覯本の出所を巡って展開する。 事件が…