本屋大賞受賞『同士少女よ、敵を撃て』

 逢坂冬馬の長編小説デビュー作。第二次大戦におけるソ連の少女狙撃兵の話。すごく研究してる感があり、終始『戦争は女の顔をしていない』を彷彿とさせるよなと思っていたら最後の最後に出てきて驚いた。ソ連というかロシアは今ちょっとアレな国で良いことばかりではないが、その強かさはきっと独ソ戦を通じて鍛え上げられたものでもあると思う。オススメ。