2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ポアロのクリスマス

クリスマスに一族が集まったお屋敷で殺人事件。ポアロは例によって関係者の性格をもとに捜査を進めていく。もっと面白い作品だと関係者の伏線がうまく絡まっているのだが、今回は伏線がそれぞれ単発でいまいち。 余談だが一つのパターンとして、関係者が別の…

アルノ

店のお客さんにカイさんという人がいる。どうやって日々の糧を稼いでいるのかよくわからないけれどもなんだかお金を持っている人で、バンドのプロデューサーみたいなことをしたり、ボートの修理をしたり、自分で車を輸入したりしている。ボートのエンジン修…

死との約束

エルサレムとかそのあたりを旅行中のグループで殺人事件。 最近では犯人を予想して最後のどんでん返しの一つ手前ぐらいまでは当たるようになった。つまり作者の思うツボに見事にはまっているらしい。もっとも提供された証拠だけで事件の真相にたどりつけるよ…

ひらいたトランプ

容疑者は全員過去に殺人を犯しているが、それはそれとして今回の犯人は誰?というちょっと珍しい事件。事件当時行われていたブリッジの得点表を元にポアロが犯人を見つけ出す。 ここで行われているブリッジはセブンブリッジではなくてコントラクトブリッジと…

免許更新

9/15に車の免許期限が切れた。こちらで運転免許を作って3年がたったということで、なかなか感慨深いものがある。しかし感慨に浸ってばかりもいられないので今日、更新に行った。 まず警察署へ行き、免許更新の意思を伝えると書類を作ってくれる。支払用紙と…

メソポタミヤの殺人

中東の遺跡調査団で殺人。どうでもいいが中東をアジアの一部と捉えるのには違和感があるが、ヨーロッパの人はそう思うらしい。メソポタミヤの殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,石田善彦出版社/メーカー: 早川…

エネコ

先週の話になるが、両親が来マ。昨季の決算の話など仕事の話を済ませたらあとは孫目当てなので、みんなで近くの離島に遊びに行った。何度も来ているところなので特に珍しくもないのだが、帰宅後、ハルカが浮き輪で浮かんでいる写真を見て、大きくなったなあ…

雲をつかむ死

飛行機の中で殺人。いわゆる+1の結末。クリスティの作品は無駄に文学的な表現が少ないので読みやすいということにいまさらながら気がついた。雲をつかむ死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)作者: アガサ・クリスティー,加島祥造出版社/メーカー: 早川書房発…

ピヨピヨ

お店のラジカセあたりからピヨピヨという声が聞こえたので音楽の効果音かと思ったら商品のトイレボウルの上に置かれた箱の中から声がする。箱の中は誰かが持ち込んだ本当のヒヨコらしい。今もピヨピヨと鳴いていて、うるさい。

ニッポン社会入門

英人記者が見た日本。日本人では気付かない日本のおかしさ・素晴らしさを自分の体験談を交えながら紹介。新聞記事の裏話などもあって楽しい。「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)作者:コリン ジョイス発売日: 2006/12/07メディア: …

3mm

あごひげが伸びていたので、切るついでにいつも6ミリのところを3ミリにしたが、ハルカ以外は誰も気がつかなかった。

スピーカー

以前ヤフオクで買ったアクティブスピーカーを売ってくれと従業員にせがまれ、$25で売ってしまった。売ったはいいが自分が使う分がない。無いなら買えばいいじゃない、ということでアマゾンで調べた(ちなみにアクティブスピーカーというのはヘッドホンジャッ…

たらみ

日本にいた頃からコンビニで売っている「たらみ」のフルーツゼリーが好きでよく食べていた。先日日本に帰国した際も少しは贅沢しよう!とコンビニへ行き、散々何を食べようか迷った挙句にたらみのフルーツゼリーを2つ買って満足してしまったという、ちょっと…

三幕の殺人

珍しくポアロが脇役の話。もちろん最終的には主役に返り咲くのだが、そのせいかいつもより話が進むのがたどたどしいように感じた。あまりよい出来ではないように思う。三幕の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,…

エッジウェア卿の死

ポアロの時代は第一次世界大戦が終ったあたり、人によってはパクス・ブリタニカを偲んだりするけれども実は大戦に挟まれた平和な時代。人々はしっかりと階級分けされ、上流階級に生まれれば額に汗して働く必要はなく、遺産の利子で食べていけるという世界。…

ポアロ登場

ポアロ短編集。ポアロが自信過剰になったときに言ってくれという「チョコレートの箱」の元ネタなどを収録。ポアロ登場 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)作者: アガサ・クリスティー,真崎義博出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/07/15メディア: 文庫 クリ…

ビッグ4

ポアロが世界を牛耳ろうとする謎の組織ビッグ4と対決。前に読んだはずが内容をよく覚えていなかったが、最後の方までいくと思い出した。推理小説というよりスパイ小説のような感じで、解説によるとクリスティ初期の試行錯誤していた頃の作品らしい。というこ…

おくりびと

監督:滝田洋二郎(2008 日) 出演:本木雅弘、広末涼子、山崎努他 内容:新しい仕事は納棺師です。 うちに置いてあったDVDを見つけて借りていった在留邦人の皆様からご好評をいただいていたので、返ってきてすぐ見てみた。 勤めていた楽団の解散を契機に実…

amazonから39枚目

CD

50回転ズのギャーアーティスト: ザ50回転ズ出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2006/01/18メディア: CD クリック: 17回この商品を含むブログ (62件) を見るHarlem Bluesアーティスト: Phineas Newborn,Elvin Jones出版社/メーカー: Ojc…

漱石を読みなおす

漱石のいろいろな作品を通じての文学鑑賞。読んでない作品についてはまた後で読むつもり。 こういう文学研究を読むといつも思うのが、作品発表当時にここまで掘り下げて読んだ人がいたのか?という点と、本当に作者はそこまで意図していたのか?という点。前…

将棋の子

元「将棋世界」編集長が見た奨励会から消えていった人たちを描いたノンフィクション。奨励会がプロになる人を選別するだけの機関ではないことを発見する著者に、将棋への愛情を感じる。将棋の子 (講談社文庫)作者: 大崎善生出版社/メーカー: 講談社発売日: 2…

楽毅

諸葛亮が手本としたといわれる紀元前3世紀頃の名将・楽毅の生涯。中山国滅亡から斉に攻め込む辺りが面白かった。 宮城谷作品の主人公は清廉潔白な人であることが多く、それに対して悪役はいつもどうしてそこまで能無しなのか!というぐらいの悪役で、楽毅で…