2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ぐでんぐでん

いつだったかのフジロックで、近藤房之助と木村充揮がショーケンの『ぐでんぐでん』を歌っていて大変かっこよかったことを思い出した。思い出したのでアマゾンで探してみたが、なんだかやたらと評価が低かったので二の足を踏んだ挙句に別のCDを購入した。 『…

社長様 or 社長殿

社内でメールをやり取りする際に送られてくるコピーを読んで、社長に宛てる場合の敬称が気になった。私以外の三人は敬称無し、私一人が「社長殿」。「様」か「殿」か、はたまた敬称無しか、どれが正しいのだろうか。 困った時のグーグル先生、ということで検…

むほん物語

出久根達郎の長編小説。 古本協会史の編纂にあたり、方々より送られてきた関係書籍の中から見つかった「笈の角文」なる書物の由来を辿る話。過去と現在、虚構と真実が交錯しつつ、交錯する度に前の話がひっくり返るので読むうちに何がなにやらわからなくなっ…

闇に浮かぶ絵

妻の死んだはずの元・婚約者が現れた。彼は本物なのか?妻は現在の夫と元・婚約者、どちらを選ぶのか・・・というロバート・ゴダードの長編ミステリ。 このところゴダードの小説ばかり読んでいるような気がするが、無茶苦茶面白いというわけでもない。この作…

横溝正史の短編集。いずれも金田一作品。 少し飽きてきたのは猟奇事件ばかりでその猟奇っぷりが派手さを演出するための衒いのように感じるから。地味で構わないのでもっと日本の田舎に残る古い習わしやら因習やらを盛り込んだ(少なくともそのように見える)…

思いがけない話

古今東西の「思いがけない話」を集めたちくまの短編集。 収録作品は室生犀星「夜までは」、O・ヘンリー「改心」、モーパッサン「くびかざり」、F・ブウテ「嫉妬」、ゴーゴリ「外套」、チェーホフ「煙草の害について」、T・F・ポイス「バケツと綱」、P・ルイ…

いつのまにやら本の虫

出久根達郎のエッセイ。 古本屋を生業とする著者のエッセイには当然たくさんの蔵書を抱える人たちが出てくるのだが、もっともたくさんの蔵書を抱えているのは古本屋自身である。という話はどこかで読んだような気もするが、確かにそう思えるほどに著者の本、…

踊るひと

出久根達郎の短編集。 最近は字を書く機会が減ってきたので、たまに自分が書いた字を見るとその汚さにぞっとする。文字を書くかわりにパソコンで入力した書類やメールを使うようになったが、汚い字にかわって誤字脱字が増えた。きれいな文章を書くには読み返…

37℃

熱を出して倒れたのではなく、エアコンが壊れた店内の、現在の温度である。 先週末にエアコンが壊れてから、修理屋を呼んであるにはあるがなかなか来てくれないのは今に始まった話ではなく、今更ながら改めてマの暑さを思い知る。着ているシャツも汗拭きタオ…

ヘッドホン

新しいヘッドホンが届いたので、過去に入手したヘッドホンをまとめてみた。 audio-technica ATH-PRO5MK2 audio-technica 密閉型プロフェッショナルモニターヘッドホン ブラック ATH-PRO5MK2 BK出版社/メーカー: オーディオテクニカ発売日: 2010/11/19メディ…

鉄塔

先日出社すると、夜間セキュリティとして働いているアイジャが「ラジオの線が落ちた」というので見に行くと、離島との無線に使う鉄塔の線が、確かに落っこちていた。長い線を途中で支えていた箇所が何らかの理由で外れ、中だるみのような状態。 そのままでは…

リオノーラの肖像

ロバート・ゴダードの長編ミステリ。 年老いた母が打ち明ける出生の秘密を娘に語り始めるところから始まる一つの物語。その秘密は物語を読んでいるうちに見当がついてしまうのでそれほど驚きはしない。ただそれだけで済まさないのがロバート・ゴダードの良い…