2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

深い疵

ドイツの警察小説。 殺害現場に謎の数字が残された連続殺人事件が発生。調べるうちに被害者がナチの信奉者であることが判明。そして捜査線上に元貴族の家族たちが浮かぶが、いまいち手がかりがつかめず捜査班を追い詰められるが、徐々に意外な事実が。 帯に…

その女、アレックス

ピエール・ルメートルの長編ミステリ。 倉庫に拉致された女性。彼女は誰に、なぜ拉致されたのか?その疑問が気になったが最後、本の終わりまで読みきってしまう勢いのある一冊。「あなたの予想はすべて裏切られる」「衝撃度はまず半端ではない」という帯のコ…

やがて哀しき外国語

村上春樹のエッセイ。アメリカに住んでいた頃の話。 どうにも話のあわない人というのがいる。話題はすべて空回り。こちらから話題を振っても生返事。のれんに腕押し。糠に釘。どうせなら意見は異なってもいいから自分が興味を持てる話題を持つ人の話を聞きた…

グレート・ギャッツビー

翻訳小説を苦手とする人というのは結構多いようで、曰く文章を読んでも頭の中に映像として結ばれないらしい。そういうことはある。ただ翻訳小説をわりと好きなつもりの私からすると、翻訳小説には日本人が書く文章と同じようにストンと腑に落ちるものもある…

ファックファックと連呼したアメリカ人の話

日本からチューハイを輸入したらマー人に好評である。特に女性に人気。 曰く慣習として女性がお酒を飲むのはあまりよくないとされているので、このお酒はお酒に見えないので周りから文句言われず良いとのこと。