2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

日の名残り

カズオ・イシグロの長編小説。以下amazonのあらすじ紹介。 短い旅に出た老執事が、美しい田園風景のなか古き佳き時代を回想する。長年仕えた卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々……。遠…

まさかの結末

ドイツ人E.W.ハイネのショートショート。バラエティに富んだ短編集ではあるが、押しつけがましいというか、くどい。短編はアイデアが肝要であるからそのアイデアにすべてを任せるのはいいんだけども、日本には星新一というその道の大家がいるのでどうしたっ…

街角の書店

いわゆる「奇妙な味」の短編集。スタインベック、シャーリー・ジャクスン、フレドリック・ブラウン以外の作者は名前を知らなかったが、どれもゾクッとさせてくれる良い短編集。ただ100点!と言いたくなる作品はなく、どれも70〜80点で平均点が高い感じ。その…