2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧
「樽」で有名なクロフツの推理短編集。ちなみにその「樽」はまだ読んでいないが、次の船便の荷物に入っているはずなので楽しみ。 短編は21篇あり犯人の考え出すトリックは様様だが、動機についてはほとんどが金か女でなんだかどうしようもない気になる。探偵…
これはひどい。まず文章が支離滅裂で何を書いてあるのかわからない。わかるけど。それから写真も下手なのかなんなのか、何を撮りたいのかわからない。買ったばかりの広角レンズ片手に取材がてら著者が撮った写真を使ったのかと思ったら違った。が、とにかく…
帰国時にブックオフで100円で買ったのにマーシャルに戻ってきたら以前amazonで買って日本から送った荷物の中に入っていたという残念な本。とはいえその責任は本にはなくすべて私に帰すべきものです。ちなみに余った1冊は隊員のミオちゃんに差し上げました。 …
もともとソファに寝転んでちょこちょこ読んだりトイレで読んだり寝る前に読んだりするのが主なスタイルというか私の読書時間なので、本が家のあちこちに転がっている。寝室なんかは一人でいた時よりマシであるとはいえひどいものだ。家の中がいつまでたって…
名探偵ポアロシリーズ。いつもきどっているポアロが若いジロー探偵に小馬鹿にされて発奮する姿が楽しいが、この作品でもっとも楽しいのはシンデレラの登場。彼女は確かシリーズ通して出てくる話はほとんどなかったように思う(最終作「カーテン」ではシンデ…
お店をやっているといろんなお客さんが来ます。みんな笑顔で買い物をしていってくれるとこちらも楽なんですが、なかにはいやなお客さんもいます。先日はテントのカバーを買ったがサイズが違ったから返金しろ、というマーシャル人が来ました。 マ「サイズが違…
政府からの注文を確認しに背の高いおっさんが来た。面倒くさいながらも私の仕事なので注文書を探してあげたがまだ注文書を受け取ってない様子。やむなくその旨を伝えたら背の高いおっさんは帰っていった。 しばらくして背の高いおっさんは戻ってきた。どうや…
お店の改装に伴い商品の価格表を大きく店内に掲示しようと考えていて、なんかこうアルファベットとか数字の活字のようなものをはめ込んで作るメニューボードのようなものを探しているのですが、あれはなんという名前のものなのかがわからなくて見つからない…
羽生善治が約20年間の棋士生活を通じて得た知恵のまとめ。当たり前といえば当たり前の内容が多いが、さすがに一流の人が言うと説得力があるというか、真摯に将棋と取り組む筆者の姿が見えるようで感じが良い。ただ将棋のことを少しでも知らないとわかりづら…
高円寺の古本屋芳賀堂を営む出久根達郎のエッセイまじりの短編集。私の地元である高円寺が舞台ということもあり、読んでいると杉並の住宅街が思い浮かんできて楽しい。古書彷徨 (中公文庫)作者: 出久根達郎出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1994/12メディ…
昨年末から一部の在マ邦人の間で将棋がはやっているのだが、それとは関係なく帰国した兄が置いていった本の一冊。で、プロ棋士・先崎学のエッセイ。棋士の日常がわかって面白いが、最後の方で筆者の精神状態がおかしくなりかけているのが少し怖い。フフフの…
エラリー・クインが別名で発表した(らしい)推理小説。主人公は元俳優のおじいさん探偵。本格的な推理小説を読んだのは久しぶりのような気がするが、舞台がアメリカということで雰囲気としてしっくりとせず、まことに勝手ながら若干の減点。いわゆる本格的…
城にまつわる秘話を集めた一冊で、初めて聞く話も多かったが特に封印された真実は見当たらなかった。日本の「城」封印された真実 (KAWADE夢新書)作者: 中山良昭出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/04/24メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含む…
土蜘蛛の話と両面宿儺の話は面白かった。なぜか妖怪については「なにかの間違い」で、空から落ちてきたものは全て「宇宙人」として解決している作者も面白かった。日本史 怖くて不思議な出来事 (PHP文庫)作者: 中江克己出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 19…
これまで日本の歴史をみる上で見過ごされがちであったマイノリティなもの(男に対する女、農に対する商etc)について、13世紀頃に日本におきた現代へと至る価値観の転換に絡めて語った一冊。どれも刺激的な内容だが、中でも百姓と農民はイコールではなく、…
マーシャルに帰国してすぐ、まもなく帰国する7人の隊員さんたちの送別会。中でも男子隊員たちには大変仲良くしてもらっていたので、彼らが帰ってしまうと大変寂しい。私が一人暮らしの間は麻雀、最近は将棋と、おかげさまで遊び相手には困らない状態が続いて…