2010-01-01から1年間の記事一覧

雨の土曜日にすべきこと

今週は雨が降り続いている。工場も砂の配達が来ないので従業員たちもしばらくお休みだが、休みもあまり長くなると時給で働く彼らの次回の給料がかわいそうなことになるので、何人かを私の家に派遣して家周りの草刈り、及び雨樋の掃除をしてもらうことにした…

ロートレック荘事件

すごいトリックを読みたい!といろいろ探してみてあちこちで名前が挙がっていたので読んでみた、筒井康隆のミステリー。思えば筒井康隆の本は初めてかもしれない。 叙述トリックがあるのはわかっていたので注意しながら読んでいたというのもあるが、序章から…

人間の手がまだ触れない

シェクリィの短編集。出てくるのは異星人、未来社会、ロボットというSFだが、オチが読めてしまうのが悲しい。同じSF短編集でもフレドリック・ブラウンや星新一と比べると、バタくさく説教臭い上にオチにひねりがない。オチがわかっていても面白かったのは「…

日本人が知っておくべきこと

なおきくんがmixiで太平洋戦争における日本の功罪について書いていた。 彼がそういうことを話題にするのは驚きだが、考えてみれば日本が占領していた地で何年か過ごしたのだし、そういうことが頭に残ってもおかしくは無い。 ちなみに私の考えでは日本の罪は…

アネモネ

そんな話だけなのもアレなので、先週マジュロ環礁内の離島に行ったときの写真を。アネモネという島でシャワー等の設備が揃っていた。 ↑桟橋。 ↑桟橋から何かを見つめるハルカ。 ↑今回初登場の浮き輪。 ↑シュノーケリングで見ることができる飛行機。たぶんダ…

僧正殺人事件

ヴァン・ダインの出世作。意外な人が犯人らしいという前情報と探偵ヴァンスがやたらと「犯人は頭が良い」と強調していたのでなんとなく犯人はわかってしまったが、小道具とか雰囲気は良かった。可もなく不可もない古典的推理小説といったかんじ。まあその通…

嗤う伊右衛門

京極風の四谷怪談。久しぶりに読む京極作品は取っ付きづらかったけども読み進むうちに興が乗るというか京極堂の世界にハマって一気に読んでしまった。原作あってのものはいろいろと縛りがあると思うが設定の描写がそのままエピソードになっていて、説得力が…

歴史と出会う

網野義彦が書いた残りを集めたような一冊。あとがきとか対談とか弔辞とか。 自らの教師経験を語るくだりで、教え子たちに呼ばれた同窓会の折にもう一度歴史の授業をしたという話があるのだが、そこで著者は過去に教えた内容が間違っていたことを謝ったという…

amazonから40枚目

CD

A Ass Pocket of Whiskeyアーティスト: R.L. Burnside出版社/メーカー: Matador Records発売日: 1996/06/25メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見るMidnight Soul Serenadeアーティスト: Heavy Trash出版社/メーカー: Big Legal Mess発売日: 2009/10/…

謎の腹痛と考えられる4つの理由

先週、謎の腹痛に襲われた。 夜9時頃からおなかが痛くなり、翌朝までにトイレに通うこと8回。眠ろうと横になってもあまりの痛さに目が覚めてしまうという有様で、朝にはいくらかおさまったものの寝た気がしない。翌日、外せない用事があったので仕事には出た…

最後の一壜

スタンリイ・エリンの短編集。同じく短編集であるデビュー作『特別料理』と比べると洗練されただけ怖さが無い。一寸ひねりの利いたドラマぐらいにまとまっていて、面白いのだが意外性に欠ける。期待していただけに残念。 この本は古本で買ったのだが、なぜか…

坂本龍馬の10人の女と謎の信仰

坂本竜馬を支えた10人の女性についてのそんなに詳しくない話に一章割かれていて、あとはジョン万次郎・河田小龍・千葉一族について。 目の付け所は面白いが勉強不足・文章力不足。最後に対談を載せてページ数を稼いでいるが、脱サラしてペンションをはじめた…

トラの災難

最近夜になると雷を伴う雨が多く、なぜか雷を大の苦手とするトラはその度に逃走し、翌朝になっても帰ってこなかったりする日が続いていた。 そしてハルカの誕生日(誕生日会は30名を越すお客が来て盛大に祝われました。来てくれた人も来れなかった人もありが…

マグロ

土曜日はハルカの誕生日なのでミカさんがいろいろと準備を始めた。そんなに大げさにやるつもりは無いのだが隊員さんたちをはじめ日頃お世話になってる人を呼ぶとそれなりの規模になってしまうので、料理の準備もそれなりに大変なようだ。 私の仕事は大物の買…

ウクレレ

先日、ウクレレの弦を張り替えた。今までのは買った時からついていたハワイらしい黒弦で、パキンパキンとしたテンション高めな音だったのが、Aquilaというメーカーの白弦に変えたら少しおさまったように感じる。でも相変わらず音は大きいのでこれはボディー…

ブログの約束事

我が社では毎週一回、日本人従業員3人からなるミーティングを行っている。もちろんそれぞれの忙しさ等により行われないこともあるが、大体週一で行っている。ミーティングで話す内容はその時によっていろいろだが、一定周期でマネージャーが「お店のウェブサ…

従業員の保険の話

サンダル履きの従業員がコンクリートミキサーの上に乗って作業をしていたら、ミキサーに落っこちて右足がズタズタになってしまった。といってもこれは2年前の話。従業員はすぐに病院に運ばれ、足切断!という診断で、しかしフィリピンに送れば手術できるとい…

大江戸死体考

上に書いた「大江戸残酷物語」と同じ筆者がさらに「死体」をクローズアップして書いた一冊。試し切りの話や人斬り浅右衛門こと首切り役人山田浅右衛門とその一党について詳しく書いてあったのが良かった。大江戸死体考―人斬り浅右衛門の時代 (平凡社新書 (01…

大江戸残酷物語

転がる死体、公開処刑等等、江戸時代の陰惨な面に魅せられた著者が集めた記録の集大成。 一口に江戸時代といっても人間の営みが260年も続いているのだから事件があって当たり前。しかも「死」ということが現実からかけ離れてしまった現代から見るから陰惨に…

将棋の駒はなぜ40枚か

将棋の成り立ちと歴史。大将棋→中将棋→小将棋(現在の将棋)に至る歴史の他、江戸時代の将棋家、大橋本家と分家、伊藤家についても詳しい。 300年以上前の日記が残っていて今も読めるというのは日本だとそれほどたいしたことではなく感じてしまうけれども、…

くじ

シャーリー・ジャクソンの短編集。全体に優越感、見栄、虚栄心といったような、誰しもが内側に抱えるけども他人にはあまり見せないような感情を暴いたりその裏側をつつくような作品が多い。したがって登場人物は人間のよこしまな部分を抽出したような、性悪…

記録更新

少し前まで経理をやっていたので、こちらの(比喩ではなく本当に)汚いお金を数えることには慣れているし、ある程度大量の現金を数えることになってもなんとも思わん、と自分では思っていたが、先日今までの「数えたことのあるお金の枚数」を更新してしまっ…

お宝発掘

社長が帰ってよしやるぞ、と気合を入れたはいいが先日負傷した左手の小指は腫れが引かない。もう2週間以上経過しているのにコレだけ痛むということは、もしかしたら突き指でなくひびが入っているのかもしれない。しかし今更病院に行ったところでレントゲンで…