ヴァン・ダインの出世作。意外な人が犯人らしいという前情報と探偵ヴァンスがやたらと「犯人は頭が良い」と強調していたのでなんとなく犯人はわかってしまったが、小道具とか雰囲気は良かった。可もなく不可もない古典的推理小説といったかんじ。まあその通りのものではあるんだけども。
もっとも学を衒う感じはやりすぎであるのでその辺が好き嫌いの分かれ目になるかな。私はトバしました。ともかく推理小説としてオススメかといわれるとそうでもないが、きらいではない。
僧正殺人事件 (S・S・ヴァン・ダイン全集) (創元推理文庫)
- 作者: S・S・ヴァン・ダイン,日暮雅通
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2010/04/05
- メディア: 文庫
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