漱石のいろいろな作品を通じての文学鑑賞。読んでない作品についてはまた後で読むつもり。
こういう文学研究を読むといつも思うのが、作品発表当時にここまで掘り下げて読んだ人がいたのか?という点と、本当に作者はそこまで意図していたのか?という点。前者はまあいてもいなくてもいいのだけれども、後者については文学に限らず芸術にはつきものの話であるかもしれない。でも結局、そういうことを考えさせられたら勝ち、というのが文学である気がしないでもない。そういう話を別にしても、国文学はシェイクスピアを読むより身に即して感じられるのでその分面白い。
- 作者: 小森陽一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1995/06
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