白夜

ドストエフスキーの小説。
久しぶりに再読。この小説は高校の時分に読書感想文を書いた覚えがある。今回読んだ感想もそう変わらないのだが、冴えない青年に訪れた夢のような時間の鮮烈さは変わらない。結局夢は夢のままに、わりとひどい形で終わるのだが、法悦の一時を知った青年はそれまでと比べて不幸だろうか。なんとなく年末に読みたくなる小説である。

白夜 (角川文庫クラシックス)

白夜 (角川文庫クラシックス)