2014-01-01から1年間の記事一覧

ダージリン急行

監督:ウェス・アンダーソン(2007 米) 出演:オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ他 内容:中の悪い3人の兄弟の心の旅 絶対好きでしょコレ!と半ば押し付けられた一本。以前からタイトルは見かけていたが見てなかったので、これを良い機会と思…

ロード・トゥ・パーディション

監督:サム・メンデス(2002 米) 出演:トム・ハンクス、ダニエル・クレイグ、ポール・ニューマン、ジェニファー・ジェイソン・リー、ジュード・ロウ他 内容:妻子を殺された男が生き残った息子と一緒に復讐の旅に出る なぜかディカプリオが出ているものだ…

日本社会の歴史 上・中・下

網野義彦の新書。 いわゆる「日本の歴史」と異なるのは、国単位でなく日本列島とその周辺における人の営みの歴史をまとめている点と、従来見落とされがちだった、農業以外に従事していた海民や職能民などにも注目し、時の中央政権から被差別民まで、できるだ…

蒼穹のかなたへ 上・下

ロバート・ゴダードの長編小説。 ロードス島で別荘の管理人をやっている中年男が、別荘に滞在していた女性と出かけている最中に女性が失踪。中年男には殺人の嫌疑が。女性はなぜ失踪したのか?真犯人は誰なのか? ゴダードのミステリは一度読んだら結末まで読…

世にも珍妙な物語集

清水義範の短編集。 なんというか確かに「珍妙」な話が多い。珍妙ではあるけどそんなに面白くはない。面白い、と言い切れるほど煮詰まってないというか、はちきれてない。ユーモアのセンスが私とは合わないのか、全部古臭い。そんな感じを受けた。 世に出て…

謎解き関ヶ原

桐野作人の新書? 日本史上最大の戦、関が原の戦いにまつわる謎について書いた本。五大老五奉行制は本当にあったのか?とか、いまさらな感のある話もあるが、利家亡き後の前田家の動きとか、おもしろい話もいくつかあった。著者は鹿児島出身で島津への思い入…

犬と歩けば

出久根達郎のエッセイ。 橋本夢道、夏目漱石の書簡についてなど、いろいろと著者の好きなものの話が多いが、今回はやはり著者の飼い犬であった「犬大将」ビッキの話が印象深い。泣ける。犬と歩けば作者: 出久根達郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/03メ…

ハッピーバレンタインですよ

前回の更新からだいぶ間が空いてしまった。その間にナオキくんが退職したり、お別れピクニックで食べたBBQで従業員ともどもおなかをこわしたり、そのピクニックで海に入ったら足のキズからばい菌が入って熱を出したりしていた。 熱を出して会社を1日休んだが…

ニコラス・クインの静かな世界

コリン・デクスターのミステリ。 難聴のクイン氏がその研ぎ澄まされた感覚で犯人を見つけ出すのかと思いきや、あっさりと死体で見つかったので驚いた。探偵役はモース警部で、前に読んだ作品と同じシリーズでした。 以前読んだ作家の別の作品なのだから同じ…

パンツの面目ふんどしの沽券

子供時代に自ら経験した東欧圏の下着事情と、越中褌をこよなく愛した父とに挟まれて、著者が育んだ下着に対する愛情というか執念により書かれた米原万里のエッセイ。下着の調査に驚くほどのエネルギーと経験と才能が消費されていることを実感できる。パンツ…

えじゃないか

出久根達郎の歴史長編。 幕末の坂本竜馬・中岡慎太郎暗殺事件の犯人を菊屋の太吉がええじゃないか騒動にまぎれて追う話。 菊屋の峰吉がモデルになってるんだろうけども、どうにもまとまりがない。それもそのはずで本来大吉の道中は江戸まで続く予定だったら…

真昼の星空

米原真理のエッセイ。 90年代後半から2010年代にかけての20年弱というのは、その前の10年くらいと比べて変化がすごく小さいように感じる。自分の年齢でいえば2000年までが学生で、そのあとは社会人なので、2000年以降は特にそう感じるのかもしれない。 とは…

誰が歴史を歪めたか―日本史の嘘と真実

井沢元彦の対談集。 対談相手は梅原猛/森浩一/陳舜臣/小松左京/小室直樹/高橋克彦/田中優子/山本夏彦/半藤一利/呉善花の10名。いずれも著者の言いたいことを代弁させて、「ですよね!」と話を引き出す感じが強い。 関係ないけども江戸時代の話のあたりで森銑…

謹賀新年

明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いします。2014年は運動不足にならない程度に運動できたらいいなと思います。膝が痛いので。でも時間がないんだよね。あとやる気もないなあ。