2014-02-14から1日間の記事一覧

日本社会の歴史 上・中・下

網野義彦の新書。 いわゆる「日本の歴史」と異なるのは、国単位でなく日本列島とその周辺における人の営みの歴史をまとめている点と、従来見落とされがちだった、農業以外に従事していた海民や職能民などにも注目し、時の中央政権から被差別民まで、できるだ…

蒼穹のかなたへ 上・下

ロバート・ゴダードの長編小説。 ロードス島で別荘の管理人をやっている中年男が、別荘に滞在していた女性と出かけている最中に女性が失踪。中年男には殺人の嫌疑が。女性はなぜ失踪したのか?真犯人は誰なのか? ゴダードのミステリは一度読んだら結末まで読…

世にも珍妙な物語集

清水義範の短編集。 なんというか確かに「珍妙」な話が多い。珍妙ではあるけどそんなに面白くはない。面白い、と言い切れるほど煮詰まってないというか、はちきれてない。ユーモアのセンスが私とは合わないのか、全部古臭い。そんな感じを受けた。 世に出て…

謎解き関ヶ原

桐野作人の新書? 日本史上最大の戦、関が原の戦いにまつわる謎について書いた本。五大老五奉行制は本当にあったのか?とか、いまさらな感のある話もあるが、利家亡き後の前田家の動きとか、おもしろい話もいくつかあった。著者は鹿児島出身で島津への思い入…

犬と歩けば

出久根達郎のエッセイ。 橋本夢道、夏目漱石の書簡についてなど、いろいろと著者の好きなものの話が多いが、今回はやはり著者の飼い犬であった「犬大将」ビッキの話が印象深い。泣ける。犬と歩けば作者: 出久根達郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/03メ…

ハッピーバレンタインですよ

前回の更新からだいぶ間が空いてしまった。その間にナオキくんが退職したり、お別れピクニックで食べたBBQで従業員ともどもおなかをこわしたり、そのピクニックで海に入ったら足のキズからばい菌が入って熱を出したりしていた。 熱を出して会社を1日休んだが…