いつのまにやら本の虫

出久根達郎のエッセイ。
古本屋を生業とする著者のエッセイには当然たくさんの蔵書を抱える人たちが出てくるのだが、もっともたくさんの蔵書を抱えているのは古本屋自身である。という話はどこかで読んだような気もするが、確かにそう思えるほどに著者の本、つまり自分のお店の商品に対する愛着を感じる。そういえば骨董屋を営んでいる私の父も、好きな商品でないと売れないと言っていたのを思い出した。

いつのまにやら本の虫

いつのまにやら本の虫