これまで日本の歴史をみる上で見過ごされがちであったマイノリティなもの(男に対する女、農に対する商etc)について、13世紀頃に日本におきた現代へと至る価値観の転換に絡めて語った一冊。どれも刺激的な内容だが、中でも百姓と農民はイコールではなく、したがって百姓=農民という考えに基づく日本像が誤りであったかもしれない、という話は面白かった。
- 作者: 網野善彦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/07/06
- メディア: 文庫
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