2009-06-01から1日間の記事一覧

古本綺譚

高円寺の古本屋芳賀堂を営む出久根達郎のエッセイまじりの短編集。私の地元である高円寺が舞台ということもあり、読んでいると杉並の住宅街が思い浮かんできて楽しい。古書彷徨 (中公文庫)作者: 出久根達郎出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1994/12メディ…

古書彷徨

フフフの歩

昨年末から一部の在マ邦人の間で将棋がはやっているのだが、それとは関係なく帰国した兄が置いていった本の一冊。で、プロ棋士・先崎学のエッセイ。棋士の日常がわかって面白いが、最後の方で筆者の精神状態がおかしくなりかけているのが少し怖い。フフフの…

Xの悲劇

エラリー・クインが別名で発表した(らしい)推理小説。主人公は元俳優のおじいさん探偵。本格的な推理小説を読んだのは久しぶりのような気がするが、舞台がアメリカということで雰囲気としてしっくりとせず、まことに勝手ながら若干の減点。いわゆる本格的…

日本の城 封印された真実

城にまつわる秘話を集めた一冊で、初めて聞く話も多かったが特に封印された真実は見当たらなかった。日本の「城」封印された真実 (KAWADE夢新書)作者: 中山良昭出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/04/24メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含む…

日本史怖くて不思議な出来事

土蜘蛛の話と両面宿儺の話は面白かった。なぜか妖怪については「なにかの間違い」で、空から落ちてきたものは全て「宇宙人」として解決している作者も面白かった。日本史 怖くて不思議な出来事 (PHP文庫)作者: 中江克己出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 19…

日本の歴史を読みなおす(全)

これまで日本の歴史をみる上で見過ごされがちであったマイノリティなもの(男に対する女、農に対する商etc)について、13世紀頃に日本におきた現代へと至る価値観の転換に絡めて語った一冊。どれも刺激的な内容だが、中でも百姓と農民はイコールではなく、…

送別会

マーシャルに帰国してすぐ、まもなく帰国する7人の隊員さんたちの送別会。中でも男子隊員たちには大変仲良くしてもらっていたので、彼らが帰ってしまうと大変寂しい。私が一人暮らしの間は麻雀、最近は将棋と、おかげさまで遊び相手には困らない状態が続いて…