2014-10-03から1日間の記事一覧

巷説百物語

京極夏彦の連作。 小股潜り、山猫使い、御行?、物書きの一行が、巷で物の怪の仕業と噂される出来事の裏に隠れた悪党の所業をあきらかにする。あんまり。巷説百物語 (角川文庫)作者: 京極夏彦,FISCO出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2003/06/22メディア: 文…

ああ、監督

野村克也の新書 野球監督として必要なこと。自身の経験を交えて。先日引退した宮本は監督路線らしい。確かにNHKの解説やってたし。あぁ、監督 ――名将、奇将、珍将 (角川oneテーマ21)作者: 野村克也出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2009/…

霊能者として生まれて生きて

宜保愛子。半分以上はその生い立ち。読者が読みたい話ではない。読みたいのはギボ・ビジョンで霊がどう見えるかでしょう。それについても書いてあったが実例は少ない。霊能者として生まれて生きて作者: 宜保愛子出版社/メーカー: 講談社発売日: 1991/06メデ…

おとぎの国の妖精たち

小泉八雲怪談集。怪談ではない話も入っている。表紙が素敵。おとぎの国の妖精たち―小泉八雲怪談集 (現代教養文庫)作者: ラフカディオハーン,池田雅之出版社/メーカー: 社会思想社発売日: 1995/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ …

作者不詳 ミステリ作家の読む本(上)(下)

三津田信三の長編ミステリ。地方都市の片隅に広がる妖しき空間に迷い込んだ三津田は、そこで古書店「古本堂」を見いだす。ある日、親友の飛鳥信一郎を伴って店を訪れた彼は、奇怪な同人誌『迷宮草子』を入手する。その本には「霧の館」を初め、七編の不思議…

水魑の如き沈むもの

三津田信三の長編ミステリ。奈良の山奥、波美地方の“水魑様”を祀る四つの村で、数年ぶりに風変わりな雨乞いの儀式が行われる。儀式の日、この地を訪れていた刀城言耶の眼前で起こる不可能犯罪。今、神男連続殺人の幕が切って落とされた。 ミステリとホラーの…

山魔の如き嗤うもの

三津田信三の長編ミステリ。忌み山で続発する無気味な謎の現象、正体不明の山魔、奇っ怪な一軒家からの人間消失。刀城言耶に送られてきた原稿には、山村の風習初戸の“成人参り”で、恐るべき禁忌の地に迷い込んだ人物の怪異と恐怖の体験が綴られていた。 刀城…

北斗の人

司馬遼太郎の長編歴史小説。千葉周作。北斗の人 新装版 (角川文庫)作者: 司馬遼太郎,蓬田やすひろ出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2004/02/22メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (10件) を見る

塗仏の宴ー宴の始末

京極夏彦の長編ミステリ。長編も長編。2冊合わせて2000ページ超。百鬼夜行シリーズの総集編のような話。でもその後、続編も出ているので終わりではない。前のを読みたくなる。 ざっくりとしたあらすじは、主要登場人物がそれぞれに関わった事件は韮山の消え…

塗仏の宴ー宴の支度

春にして君を離れ

アガサ・クリスティの長編ミステリ?優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバグダッドからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱き…