水魑の如き沈むもの

三津田信三の長編ミステリ。奈良の山奥、波美地方の“水魑様”を祀る四つの村で、数年ぶりに風変わりな雨乞いの儀式が行われる。儀式の日、この地を訪れていた刀城言耶の眼前で起こる不可能犯罪。今、神男連続殺人の幕が切って落とされた。
ミステリとホラーの融合を掲げた著者の刀城言耶シリーズ第五作。5作目にして初めてちょっと怖かった。