写楽殺人事件

高橋克彦のミステリ。
謎の絵師といわれた東洲斎写楽は、一体何者だったか。大学助手の津田も、ふとしたことからヒントを得て写楽の実体に肉迫する。そして或る結論にたどりつくのだが、現実の世界では彼の周辺に連続殺人が起きていた。
明石散人の本だったかやたらとほめられていたので読んでみた。作中で挙げられる証拠の真偽はわからねども、新事実の発見により話が二転三転するのは嫌いではない。

写楽殺人事件 (講談社文庫)

写楽殺人事件 (講談社文庫)