戦慄の"Japanese 1"

 先日参加した某ミーティングで、昨年のこの島における犯罪レポート(正確にはCorrection & Rehabilitation division annual report)というものを入手した。まあ犯罪統計なので、年末時点で刑務所に28人入ってますとか、逮捕者のうち喧嘩が何人、泥棒が何人、合計1378人でしたとか、そんなに貴重ではない情報ばかりが載っているのだが、いろいろな項目があって面白い。ちなみに犯罪の種類のうち最も多かったのは「Disturbing The Peace」で868人。南の島には平和を乱す者が多い様子。他に多いのは飲酒運転やけんかなど。珍しいのでは「Escape Prisoner」、「Violate Covid-19 Rules」なんてのもある。その他には犯罪発生場所の統計などがあって、人が多いところは犯罪発生率が多い等、当たり前のことがよくわかる。

 そんなのんびりとしたレポートだが、最後に逮捕者の国籍別明細が載っていて、なんとJapaneseも1人だけだがカウントされていた。日本人、男性、1。私ではない。もしかしたら知ってる誰かが捕まっていたのだろうか。観光客かもしれないが、とにかく”Japanese 1”を目にしてからまた犯罪の種類を眺めると、先程とはまた違った目で楽しめるというか、気になるなあという話。

戦慄の"Japanese 1"