VPNをV・P・N!と叫ぶと顔に見える

 急に映画の感想を連投しているのは帰国時に隔離されてる間と帰国してからコロナにかかっている間の暇な時間に映画をたくさん見たからで、それはU-NEXTというサイトを利用したからである。元々帰国時にドクター・ストレンジの映画を見に行こう!と思ったら上映が終わるのが早く見逃してしまったので、アマゾンとかで見るしかないかなと調べたところ、U-NEXTで無料で見れる(30日間無料)!というので登録したのである。U-NEXTはNetflixと似たようなサイトだけどNetflixよりも古い映画が多いのか、私が見たいと思う作品が多かったような気がする。まったく便利な時代になったものだ。

 ただし隔離されるのは日本国外であり、U-NEXTは国内専用サービスである。普通に見ようとしても見ることはできない。日本国内にいると気がつかないが、日本国内専用というのは意外と多くあるのである。そこでVPNを使う。VPNというのはご存知の方も多いと思うが本来はパブリックネットワーク内にプライベートネットワークを作る技術で、要するに好きなところにトンネルを作ってくれるので、例えば日本までのトンネルを作ればそこから国内専用サービスを利用できるというわけである。

 ただしこのサービスは全く無料というわけではない。今回は30日間お試し無料というのがあったので利用させてもらったが、先日その期限が切れてしまった。便利だったから金額によってはお金を払って今後も使おうと思ったら「12 months ... $8.99!!」とあったので、おうこれは安いじゃないかと購入ボタンを押したら請求額が$107.88になっていた。よく見たら「12months...」の「...」は点ではなく、小さく「per month」と書いてあった。せこいなー。

 この12か月$107.88を払うかどうかについては、サブスクというものの本質に迫る長大な思考実験を展開したのだが、それはまた別の話。