好きな白黒映画10選・前編

 好きな映画10選にしようと思ったら選べなかったので白黒映画限定で選んでみた。順不同。有名な映画ばかりではあるが、どれも面白いことは請け合いなので、見たことない作品があったらだまされたと思って見てみてほしい。面白くなくても責任は取れないので、こういうのを好きな人もいるのだとあきらめ、感心、嘲笑、もしくは我慢してください。その旨はわざわざ報告するには及びません。

 

1.キートン大列車強盗

 白黒映画と言ってまず思い浮かぶのはサイレント・コメディ。王道のチャップリン、変化球(のみ)のマルクス兄弟などが有名だが、私が好きなのはバスター・キートンの『キートン大列車強盗キートン将軍)』。本物の機関車を使ったアクションを淡々とこなすキートンがたまらない。他に『セブン・チャンス』『探偵学入門』などの長編も捨てがたい。


www.youtube.com

 

2.お熱いのがお好き

 白黒映画というときれいな女優を中心に据えたロマンティックコメディというのも多い。1940年代ならプレストン・スタージェスとか、50年代ならビリー・ワイルダーとか。いずれも名作揃いで迷いに迷うところ。1950年代前半の『深夜の告白』『サンセット大通り』などのシリアスな名作も捨てがたいが、50年代後半の『お熱いのがお好き』を選択。『アパートの鍵貸します』と『あなただけ今晩は』はカラーなので今回は選外。


www.youtube.com

 

3.レベッカ

 ヒッチコック映画も白黒のイメージがあるけども、50年代くらいからはカラーも多く、『裏窓』『ハリーの災難』などは今回は脱落、白黒限定にすると『バルカン超特急』などイギリス時代が多くなる。そんな中で私が選ぶのは『レベッカ』。アメリカに渡ってすぐの作品でありヒッチコック作品というよりセルズニック作品だという向きもあるけども、まあとにかく面白い。ダンバース夫人がとにかく怖い。


www.youtube.com

 

4.椿三十郎

 邦画と言えばクロサワ、クロサワと言えば『七人の侍』だけども、『椿三十郎』の方が肩に力が入らなくて好き。というほど邦画はあまりみていないので詳しくない。私が見た中では陰影の意識がアメリカより強そう。


www.youtube.com

 

 ここまでクラシックな映画。後半は現代的な映画になる予定。こんなに絞ってしまって、果たして10作品選べるのだろうか。

 

はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選

10にまつわる4つのお題好きな◯◯10選