キートンの大列車追跡

監督/主演:バスター・キートン(1926 アメリカ)
内容:機関士が将軍に。
別名「キートン将軍」。 Wikipediaの「南北戦争を舞台とした映画」には名前が載っていないが一応この作品も舞台は南北戦争キートンが戦争に参加する場面よりも列車で追いつ追われつしている方が楽しいという向きが多いので「将軍」という原題の他に「大列車追跡」というタイトルがつけられたように思う。自転車で追いついてしまうのんびりとした汽車と、ちょこまかと素早く動き回るキートンの取り合わせが楽しい。
バスター・キートン作品の中でもアクションや話のスケールの大きさで群を抜いている最高傑作の1つ。キートンを残してみんなが去ってしまう場面は異端であることから笑いを誘う場面とはいえ、ストーンフェイスに隠された感情を思うとちょっと哀しいものがある。