暗殺者の家

監督:アルフレッド・ヒッチコック(1934 英)
出演:レスリー・バンクス、エドナ・ベスト、ピーター・ローレ
内容:殺人事件に遭遇したせいで娘をさらわれた夫婦。
ヒッチコック渡米前の作品で、後に「知りすぎていた男」として自身がリメイク。原題は確かThe man who knows too muchとかそんなのだったと思うので「知りすぎていた男」の方がしっくりくるように思う。てかこの邦題はひどい。
最初は説明もなしにスポーツ大会のようなものが開催されていて戸惑ったが、殺人事件が起きてからは上手く観客を引き込んでいるように思う。この映画はとにかく悪役(ピーター・ローレ)が大活躍していて、主人公への脅迫から椅子の投げあい、更にはドアの陰に隠れているところをドア越しに射殺されるまで、その小悪党っぷりは完全に主人公を喰っていた。あと歯医者の看板がステキだった。