人間椅子

このところ江戸川乱歩の短編集を枕元に引っ張り出してきて寝る前に一つずつ読んでいるが、その中の一冊。収録されているのは表題作の他に「双生児」「人でなしの恋」等九編。
人間椅子」はそのタイトル通りの発想そのものが乱歩作品の中でも群を抜いており、そういった意味で江戸川乱歩の一つの極点。ちなみにその反対側にあるのは「押絵と旅する男」だと思う。
ちなみに春陽堂書店江戸川乱歩文庫は表紙がどろどろで秀逸なのだが、amazonにその表紙画像がなかったので春陽堂のホームページから借りてきました。

人間椅子 (江戸川乱歩文庫)

人間椅子 (江戸川乱歩文庫)