こうしてまたサンダル履きに戻った。

最後の日だけ晴れた。

 今週は久しぶりに来た団体客の対応に忙しくしていた。歩数も平日の3倍くらい稼いで結構だったのだが、歩きすぎたのかスニーカーの靴底がはがれてしまった。ハワイから帰ってきたすぐ後にも一足、靴底がはがれてしまったので、実は今年に入って二足目であり、手持ちの靴が安全靴しか残っていないという緊急事態に。最近は毎日靴を履いていたのだが、こうしてまたサンダル履きに戻った。

 休みの日に『ツイン・ピークス』のシーズン1をまとめて見た。見終わったは良いけども、シーズン最終話でエージェント・クーパーが撃たれたので、そこで止めるわけにもいかず、仕方なくシーズン2へ突入した。見事に罠にはまった感じ。他のドラマをあまり見たことがないけども、たぶんこのドラマは割と静かなのではないか、だから見続けられているのではないかと思う。

お仕事の近況。

 「仕事のメールは30通まで!」と宣言したばかりなのに、今日は50通を超えてしまった。ちなみに今日のアシスタントが出したメールは4通。ただの応答メールもあったりするので数が全てではないとはいえ、アシストしてもらえていないのは明らかだ。ちなみに手伝ってもらおうと努力はしたが、言われたことを言われた通りにできない、事実に基づいた動きができないので結局チェックと手直しが必要になる。さらに指示が容量を超えるとすぐに動きが止まってぼーっとしてしまうという昔のパソコンのような仕様なので、ごく少量の仕事だけをさせているというのが実情である。でも今しばらくは我慢するしかないんだよなあ。

 ちなみに新戦力は決まっていて、労働ビザを申請しているところである。ところがこちらにも問題が発生していて、今回に限って「サインが本人のものか証明できないから日本で認証してもらってこい」などとのたまう。そんなこと今まで一度も言われたことない!と怒り心頭だったのだが、怒っても仕方がないのでまた書類を用意して今日配達させた。させたのだが、役所の事務所には誰もいなかった。親戚の葬式で全員出て行ってしまい、帰ってくるのは来週とのこと。こうなると認証云々も事務所を開ける前の時間稼ぎだったのではないかと勘繰ってしまうが、もうなんかいろいろ面倒くさいし帰ってくるのを待つしかない。 

 またその後の新戦力も現在補強中であと二人くらい雇用の予定。こちらも手間と時間はかかるが現在の状況を良くするためにがんばりましょう。とりあえずあと2か月くらいは風邪引く暇もないくらい忙しいので体調に気をつけるべし。

両親が帰国/大統領就任式/メールは30通迄

環礁内に沈んだ船で遊ぶ子供

 先週から遊びに来ていた両親と姪が帰国した。両親は相変わらず元気なようで何より。姪は寒いところに住んでいるからか暑さへの耐性がゼロなようで体調を崩して大変そうだった。さらに悪いことに、早くも今年の最長記録かと思われる長時間停電(43時間)、さらになぜかうちの子もあわせて体調を崩し、しっかり考えてあった予定は全てひっくり返されてバタバタしていた。両親は以前は毎年来ていたがコロナがあったので今回は4年振り。いろいろ住んでる身にはわからないがいろいろと変わったこともあったことでしょう。

 変わったと言えば今日は大統領の就任式の日で、日本からも国会議員が来訪、就任式にも出席していた。就任式が終わり次第私たち在留邦人と会食という予定だったが、そこは南の島、終わるはずの就任式はなかなか終わらず、待たされていた私たちが割を食ったかたちとなった。まあ仕方がない。

 両親たちの見送りを終え、昼食会を終えてようやく平常運転に戻る。たまっていたメールをチェックし、頼まれたことについては問い合わせをし、聞かれることには答え、メールの返事を書いて~とやってると終業時間になる。内容にもよるが1日に30件を超えると頭が疲れてくる、タイプミスが増えてきてメールを打つ速度も遅くなってくるので1日30件くらいに収めたいところ。それ以上はアシスタントに仕事を振る、というのもお仕事の一つ。言い換えればそのくらい仕事を振れるアシスタントを雇うべきなんですね。

『批評の教室-チョウのように読み、ハチのように書く』北村紗衣

 『批評の教室-チョウのように読み、ハチのように書く』をkindleで読んだ。

 こんなブログをやってるくらいだから批評に興味はあって、ただし自分が書いているのはただの感想であることは承知の上だけども、文章でも映像でも作品がどのように作られたのか、どのように消化されているのか、はたまた例外的にはどのように消化している人がいるのか等等を知ることができるので好物と言って差し支えない。ブログの購読リストもそういうサイトが占める割合が大きい。

 本書で主張されていることのうち最も重要なのは精読。精読かー。これは私が一番苦手としていることかもしれないのでこれだけできちんとした批評への道は険しいことがわかるのだが、それはそれとしても精読は重要で、他の切り口というかテクニックというようなものはまあふんふんなるほどねーくらいのものである。

 まあそういった精読を重ねた上に生み出される批評であるが、これもまた感想の一つであって、その作品を味わう上で利用された切り口というかテクニックというか価値観、これらと作品のつながりもまた個人の頭から湧いて出てくるものなので、そこらへんも含めて批評というか批評を書く人の個性が出るので、批評ブログを楽しむにはその辺に気をつけると良い。

 

今更ながら海外ドラマ『ツイン・ピークス』を見始めた。

 昨日は海外ドラマ『ツイン・ピークス』を見た。確か私が学生の頃に話題になったドラマ。当時は見ていなかったが同級生がスゲースゲーと言いながら話題にしていた記憶がある。そもそも私はドラマをほとんど見ないのだが、なんとなく映画を見るほどの時間もなかったので選んでみた。今回見たのは第一話というか最初のお話で90分。何がそんなにスゲーかはわからなかったが、それなりに続きが気になるので面白いのではないだろうか。

 舞台はカナダとの国境に近いアメリカの田舎町ツイン・ピークス。田舎だからか登場人物の服装など雰囲気は80年代かそれより前の古き良きアメリカ的で懐かしい感じ。誰もかれもスパスパとタバコを吸うのは良いとして、不倫天国なのは時代というより田舎だからか。ポリコレ的な配慮を感じる登場人物が全く出てこないのも当然なのだが良い感じである。

 監督と脚本のデビッド・リンチは人の不安を上手に描くイメージで、どんよりした気分になりたい向きにおすすめ。このドラマでもエレキギターの静かな響きが印象的。明るく元気なのも楽しいけれど、40を越えるとこういうダルい音も心地よく思える時がある。そういう時は疲れているから本当は早く寝た方が良いのだが、それでも少し元気があるときは、こういう音楽や映像に浸るのも悪くないと思いませんか。

 


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