私の体内水分量は少ないんじゃないか疑惑

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先日仕事で行った病院の裏。本文とは関係ありません。

 先日脱水症状で倒れかけたことを書いた。

ちょっと運動しようとしたら脱水症状を起こした話。 - Leave me alone so I can rock again

 実はその後も一度、もう少し軽い症状ではあったが、急に気持ち悪くなって夕飯を食べれないことがあった。最近休みの日の午前中はボートで釣りをしていることがあるので、その疲れというか軽い熱中症?だと思っていた。思っていたんだがミカさんがネットフリックスか何かで「体内水分量が少ない人はアルコールに弱いらしい」というのを見て、私がこれに該当するんではないかという仮説を立てた。

 曰く体内水分量が少ない人は、多い人に比べて同量のアルコールを摂取しても体内のアルコール度数が高くなるので酔いやすい。確かに私はアルコールに弱い(ほとんど飲めない)のでその基準を満たしている。そして頭痛が起きるのは休日の午後が多い。それも午前中にテニスをしたり釣りをしたりと活動的だと、より頻度は高い。

 そんなこと言っても暑いから多少はねえ、とも思う。なにしろここの陽射しはきついのである。仕事で一日外にいることもあるし。などと言い訳しつつ、体内水分量が少なくなると起こることを調べてみた。するとなんということでしょう。頭痛肩こり腰痛下痢倦怠感乾燥肌、さらには尿酸値が高い等等、当てはまることがずらずら出てくるではありませんか。これは確かに該当しそうである。

 というわけで、仮説はどうやら検証する価値がありそうなので、これからしばらくは毎日2リットルを目標に水分をとることにした。これで良くなれば儲けもの、良くならなくてもトイレの回数が増えるくらいのものである。三か月くらいたったらその成果を報告したい。待て!続報!

 

南の島と震災の記憶を描いた『絶唱』湊かなえ

 湊かなえの連作集。神戸の震災で受けた様様な傷を南の島で昇華する話。ではあるが、それよりも南の島(トンガ)の日本人が描かれていてちょっとうれしい。そもそもミカさんより南の島の人がいい感じに出てくるということで勧められた本で、確かに大体こんな感じではある。震災云々については大したことは言えないが、南の島の生活についてはちゃんと描かれていると保証できる。聞けば著者は海外協力隊経験者だというではありませんか。他の作品にはない湊かなえ要素である。
 小説で自分の知ってる場所が出てくるのはうれしいものである*1。それが知名度が劣る場所であればあるほど喜びもひとしお、つい場所を特定したくなったりする。しかし多くの場合はうまくボカされていて残念なことになる。私の場合は『海辺のカフカ』『1Q84』等なぜか村上春樹作品で生家の近所が出てきて驚いた覚えがある。近くに住んでたのかな。あとは出久根達郎作品とか。でもこれはちょっと違うか。高円寺ということでいうと思いつくのは『高円寺純情商店街』。いずれにしても一方的に親近感が湧き、舞台をイメージしやすくなる。それが良い場合も悪い場合もあるんだろうけど。
絶唱 (新潮文庫)

絶唱 (新潮文庫)

 

 

*1:今回はトンガなので厳密に言えば私の知ってる場所ではないが。

戦中戦後ドイツの混乱『ベルリンは晴れているか』深緑野分

 深緑野分の長編ミステリ。舞台は第二次大戦後のベルリン。主人公は突然ソヴィエトの警察に拘束され、殺人事件への関与を疑われる。
 まず舞台となる戦後ベルリンの圧倒的な情報量に驚く。翻訳小説っぽさもあり、これ書いたのドイツ人だっけ?と確認してしまった。まあ私はベルリンについて何も知らないので描写が正しいかどうかは確認のしようがないけども、たぶんこの通りなんだろうと思わせるだけの説得力があった。そしてその描写からは戦中戦後の混乱が浮かび上がる。普通の人の目線のドイツ近代史である。なんといってもドイツは首都陥落まで行ってるので、その混乱は日本の比ではない。逆に言えばベルリンで起きたことは沖縄で起きたことであると思うと、その凄惨さに慄く。登場人物たちも多かれ少なかれその凄惨さを潜り抜けてきた人たちで、それぞれのエピソードがしっかりと歴史を踏まえていて面白かった。ドイツ映画史にも触れていて興味深い。
 殺人事件の真相については何を書いてもネタバレになりそうなので控えるが、意外性はあるし納得もできる。ただ他のエピソードが面白かったからか、ばらし方が良くなかったのか、それともその両方なのかわからないが、最後の章だけ、すこーしパンチが弱かった。印象に残らないというか。その点が少し惜しいが、面白かったことには変わりない。
 ちなみにベルリンは後に東西に分割される。東ベルリン西ベルリンと聞くとドイツ真っ二つなイメージを思い浮かべがちだが、それは東ドイツ西ドイツのイメージであり、ベルリンの実際は↓このようになっていた。白い部分が西ドイツ、赤い部分が西ベルリン。

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東西ドイツ地図。Wikipediaより。

 東西ドイツの話は面白いのでWikipediaなどで読むと良いです。

ベルリンは晴れているか (単行本)

ベルリンは晴れているか (単行本)

  • 作者:深緑 野分
  • 発売日: 2018/09/26
  • メディア: 単行本
 

 

ノラ・ジョーンズの、自宅でミニコンサート動画が楽しい。

 昨夜Youtubeを見ていたら、Norah Jonesが自宅らしきところで演奏している動画を毎週公開しているのを見つけた。コロナで暗くなってる人たちを元気づけたいとかそんなような感じ。なんという素晴らしいアイデアと精神。毎週金曜日配信の様子。

 いくつか見てみた中でお気に入りは下記の動画。ノラさんがギターで歌い、ドラムでコーラス、さらにピアノでsinkin soonを演奏するという盛り沢山の内容で、控えめに言って最高。


Norah Jones - Mini Concert (Live from home 07-16-2020)

久しぶりの仕事でつけたマスク。

 実に5か月ぶりに日本からの漁船が、寄港はしなかったけども立ち寄ったのでヘルプに行ってきた。部品の補給と、ヘリコのパイロットの交代?だったのかな?

 船から直接空港に向かってパイロットを下ろす、という作業につきあったが、直前まで入国許可が下りず、許可が出てからも警察を呼べとか入国管理局を呼べとか後付けの要望がわらわらと出てきて大変だったようです。私は横で待ってただけ。2時間かかったけど。

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外洋で停泊する日本の漁船。

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ボートの名前は金太郎。

 作業中はプロトコル厳守とのことで支給されたマスクと手袋をつけた。マスクなんてつけたの何年ぶりだろう。ちょっと覚えがない。もしかしたら初めてかも。暑いものですね。

 あとこれ、いやでも自分の口臭をかぎ続けないといけないので、いろいろと自分を見つめなおす機会になるんではないだろうか。私はそんなに臭くなかったですが、餃子食べた後とか胃を悪くしてるとかだときつそう。