隔離生活三日目

 ハワイで2日の遅延があった後、飛行機は無事に飛んでクワジェリンへ到着。隔離先は米軍の使ってない家かホテルのどちらかになると聞いていて、家族連れだから家の方だろうと高を括っていたらまさかのホテルだった。ベッド2つで四人家族がどうやって寝ろと言うのか。という感じで担当の人にお願いしたらエクストラマットレスを持ってきてくれたので、なんとかなっている。言ってみるものである。
 ちなみにここのホテルは慰霊団とかでクワジェリンに来たときにも泊まったことがあるが、まさか家族で泊まる日が来るとは思わなかった。人生何が起こるかわからないものである。
 今日で隔離生活は三日目、決まった行動は朝8時に担当者が熱をチェックしに来る(窓越しに体温計を見せる)のと、ドアの外に配達される三食を食べることだけで、あとはなんとなくゴロゴロしたり、本を読んだり映画を見たりゲームをしたりして過ごしている。なんのことはない、少し狭いが島の生活と大きくは変わらないので、特にストレスを感じることはない。
 1つだけストレスがあるとすれば、隣の部屋の子供が夜中にギャーギャーとうるさく騒ぐことで、夜寝れなくても困らないのだが、単純にうるさいのでどうにかしてほしい。昼は良い、夜は寝てくれ。
 食事は決して美味しいとは言えないものの、食べられないほどではない。日本から持ってきた調味料、あとインスタントのご飯に助けられている。買い物を少しお願いすることができるとか、刑務所並みには外に出られるとか聞いていたが、今のところそういうのは一切ない。