南の島に住んでいて驚いたことベスト10・前編

 実は今週で南の島滞在が15年になったので、記念に南の島に住んでいて驚いたことベスト10をカウントダウン方式でお届けします。ここに書いたことのある話もあるかもしれない。

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本文とは関係ありません。

10位 3500枚の紙幣

 以前経理をやっていたこともあって、比喩ではなく物理的に本当に汚いお金を数えることには慣れているし、ある程度大量の現金を数えることになってもなんとも思わないと思っていたが、3500ドルを全て1ドルで支払うお客様に遭遇した時はさすがに驚いた。しかも離島から来たお客さんで、お札はすべて濡れていたので数えるのに1時間以上かかった。

 

9位 正しい知識が必要です。

 日本人から聞いた話。ある学校の授業中に起こった出来事で、授業内容はHIVについて。珍しいもの見たさに集まってきた校長先生なんかも見守るなか、病院から出向いてきた先生が一通りHIVについての説明をし、最後に質問タイムになり、生徒たちは熱心に「キスでもうつるんですか?」等のよくある質問をし、先生はそれに応えるといったかたちで、校長先生も充実した授業に満足げ。

 さてようやく生徒からの質問も終り、じゃあこれで終了しますか、というところで校長先生から一言。「で、激しいキスではうつるんでしょうか?」校長先生もあまり理解できていなかった様子。

 

8位 家に船が突っ込む

 海がすぐ近くにあるので、天気が大荒れだと波をかぶる家もあるが、船が突っ込むのはさすがに珍しい。私の知る限りでは過去15年で1回、何年か前に大嵐で西風が吹いたときだけ。ちなみに車も一度突っ込んできたことがあった。

車が突っ込むフェンスは私の家(ロシア的倒置) - Leave me alone so I can rock again

 
7位 逮捕される従業員

 ある朝出社すると従業員がざわついていたので理由を聞いてみると、従業員の一人が友人を刺して逮捕されたという。1週間後にその従業員が出社してきたので聞いたところ、酔っ払ってふざけていたら首を絞めてきたので持っていたナイフで刺したとのこと。ちなみに彼(従業員)の母親が有力者だったため、お互いにごめんなさいして無罪放免となっていた。

 

6位 船に挟まれる

 漁船のお手伝いをしている時に、洋上で船から船へ乗り移ろうとしたら足を滑らして船と船の間に挟まったことがある。その瞬間は恥ずかしいやらかっこ悪いやらでえへへと笑いながらもがいていたが、周りの人は真剣な顔で素早く引き上げてくれた。あとで聞いたらすごく危険な状態だったそうで、船と船の間が少しでも離れたら海に落下してしまうし、逆に狭くなったら切断されてしまうところだったとのこと。あとから聞いてぞっとした。 

 

つづく