現在わが社では某組織の援助によりウォッジェ環礁にちょっとした建物を作る、というプロジェクトがあり、紆余曲折はあったものの、ようやく資材をウォッジェ環礁に送る、という段になった。運搬手段はもちろん船。資材はブロック・セメントなどかなりの量になるのでチャーターする船もそれなりに大きい。
その船は懇意にしている客の船を借りる手筈になっていたが、ちょっと前から燃料が入手できないから無理、といわれていた。いきなり他所にしてくれといわれても、と困惑しつつ、結局は政府の船（ちょっと割高）を借りようという話になっていた。その船の出航予定が来週火曜日ということだったので、昨日はその準備でもするかー、とのんびり構えていた。
ところが昨日、急遽先に予約していた客の船が出航するという。出航予定は午後1時。この話を聞いたのが午前10時。のんびりどころの話ではなくなってしまったので急いで資材搬入開始。一部準備が整っていないものもあったので在庫をチェックしつつ、有るものは倉庫から出し、無いものは他店から手配。そんなことを慌ただしくやっていたらお昼になり、今度は船のスケジュールが夜になったと連絡があった。ほっと一息ついて昼休み。
午後はまた引き続き資材搬入。途中でやっぱり明日出航との連絡が入り、目処が立ったので港へ行き搬入状況チェック。そして店に戻って作業続行。今日中に終わらせるに越したことはない。なにしろ向こうでは釘が足りなくなったからちょっと買ってくるというわけにはいかないので、漏れがないように細かいものまで揃えなくてはならない。私は動き回っていたはいたものの、重いものなどは従業員任せなのでそうでもなかったが、日頃のんびりするのに慣れている従業員がバテ始めたので文字通り尻を叩いて動かしていた。
そんなこんなで夕方になり、再び今夜出航の連絡。そして資材の最終チェックをしていたら大幅に出荷漏れを発見。建物は初期計画承認後に追加部分があったので、そこに必要となる資材がまるっと抜けていた。また大急ぎで資材を用意したが、すぐに全部を手配できるはずもなく一部は諦めて第二便で送ることに。とりあえずなんとかなりそうなだけは送ることができた。と思う。
そして今朝、昨日他所の店に注文したが間に合わなかった品が到着。念のために従業員に確認させると、船はまだ出ていないというので港へ急いで配達させ、なんとか間に合った。良かった。疲れた。
