100円なら読んでみようと買った、池上彰の本。
目次で気を引いたのは原発関連の話題。実際テレビまたは大きいマスコミだけでは実像のよくわからない話題は多い。私は海外に住んでいるので、日本のテレビがどのような報道をしているかは実感できないが、一時帰国時に見る日本のテレビには、インターネットのニュースなどと比べて違和感を感じることがある。どことなくズレを感じるのである。その最たるものの一つが原発関連なのかもしれない。
また3.11の震災当時は自宅でテレビを見ることができた(その後あまりの受信状況の悪さに解約したが)ので、日本の放送と海外の放送では流している映像が違うことに驚いたりした。特に水蒸気爆発の映像はNHKではほとんど流していなかった。これについては震災直後に人々を不安にさせてはいけないという日本とその他の国ということでついた差かもしれないが、流れる映像が恣意的に選ばれていることを感じた経験である。
今後のニュースへの接し方としては、受け身で得られる情報は当り障りのないものだけである、ということを自覚して、知りたいこと、知る必要のあることは自分で調べていく姿勢が求められるのではなかろうか。
知らないと恥をかく世界の大問題5どうする世界のリーダー?~新たな東西冷戦~ (角川SSC新書)
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川マガジンズ
- 発売日: 2014/05/09
- メディア: 新書
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