ロンゲラップも行ってきました・その2

8日目もロンゲラップ。
ビキニと違い見るものもあまり無かったので午後はお休みとなった。上陸して散歩したり船の中をうろうろしたりしていると、なにやら島の人たちが集まってきた。マジュロへ帰るのなら乗せていってほしいという。彼らは帰島者向け住宅を建てている建設会社の労働者なのだが、この時期は海が荒れるので船がなかなか来ないので食料もつきかけているらしい。
彼らは先ず私が連れてきたマーシャル人従業員リーネルにお願いしたが、「俺は決められない」と断られ、船の乗組員スペンサーにお願いして「チャーターだから無理」と断られ、船のキャプテン、クリスにお願いして「2人ぐらいならいいけどチャーターだからお客次第」と言われた。
飢えに苦しむ労働者、と思えば可哀想に見えるが実はロンゲラップ政府の事務所には食料品がたんまりとあるので飢えることは無い。しかもその後の情報では船に乗りたい人は20人いるという。それを聞いて私たちの憐憫の情も吹っ飛び、はっきりと断った。
それでも外から見える場所で一服していたりするとすぐに声をかけてきて「プリーズ、プリーズ」とうるさいのでみんなでキッチンに集合。温厚なキャプテンであるクリスもかなりうんざりしていた。
そんなこともあって9日目は朝早くに出発。海はまたもや大荒れでひたすらベッドで寝ようとしたが眠れず、さらにどこからかベッドに水が流れてきたりで大変だった。
11日目の朝にマジュロ到着。その後2日ぐらいは揺れていた。

↓昔からあるらしい教会。

↓教会近くにあった謎の石。日本語で「水路部」と書いてあるように見える。現地の人は日本語らしい、ということしか知らなかった。

↓船にお願いにきた労働者たち。ではなく到着時の写真だが、よく見るとお願いしに来た連中ばかりなので最初から乗せてもらうつもりだったように思える。

↓8日目、最後のちゃんとした夕飯。この日はカレー。ラジカウはみんなが食べ終わった後に賄いのようなものを作って食べるのだが、一度ものすごく辛い料理を作ったらしく、全員の目がやられたことがあった。さすがインドネシア

↓お世話になったWindwardの後姿。