キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

監督:ジョー・ジョンストン(2011 米)
出演:クリス・エヴァンストミー・リー・ジョーンズヒューゴ・ウィーヴィングヘイリー・アトウェル

1942年。兵士として不適格とされた貧弱な青年、スティーブ・ロジャースは、軍の極秘実験「スーパーソルジャー計画」により「キャプテン・アメリカ」として生まれ変わる。身体能力を極限まで高めた強靭な肉体を手にし、同時に正義感に溢れる彼の魂も、極限まで高められる。戦う敵は世界征服を目論むレッド・スカル率いる悪の組織ヒドラ。捕らえられた仲間や親友を救うため、キャプテン・アメリカは特殊装備に身を包んで敵地に向かった!(amazonより)

マーベル作品も見つくした*1ので、ついに『キャプテン・アメリカ』に手を出す。手を出さなかった理由は、他のマーベル作品で見た「いかにも正義の味方」然とした態度や恰好がイマイチ、というか好きになれなかったから。昔から存在するキャラクターだしある程度は仕方ないと割り引いても、要するにダサい。
ところが本編ではその「ダサさ」についてもきっちり説明がついていた。衣装については国債を売るパフォーマンスための衣装だったから、態度については善なるものはより善になるという薬の効果という風に、その「ダサさ」はうまく設定に生かされてしまったのである。これが原作通りかどうかはわからないが、映画用の後付けだとしたらうまくやったものである。
「ダサさ」が解決されてしまうと、親友を救うために一人で敵陣に乗り込むキャプテンを応援しない理由はない。がんばれキャプテン!やっつけろヒドラ!でも、あれ?なんか敵陣の作りがチープ・・・。時代設定のせいかアベンジャーズを見すぎたせいかわからないが、建物内の背景にすごく70~80年代SF感がある。そのせいかラスボスであるレッドスカルとその周りも、なんか子供っぽく見える。「子供っぽい」、それはマーベル作品の全否定になってしまう。それを言っちゃあおしまいよ、である。おそらくマーベルファンが一番言われたくないであろう言葉である。設定や作り込みでそう感じさせないのがマーベル作品のすごさだと思っていたが、とりあえずその辺には目をつぶって見た。いや目は開いていたが、この飛行機は無尾翼式だ~とか思いながらやり過ごした。
ただ、映画のラストでキャプテンは現代のアメリカを見る。自分の知ってるアメリカとの違いに驚愕する。キャプテンびっくりの図。この現代の騒々しさとの対比のためなのであれば、過去のチープさにも納得はできるというか、仕方ないというか。でも子供っぽくないのを見たいよなあ。続編は現代での活躍になるのでそっちで楽しめということかもしれない。そう思って続編に期待。

*1:見ていないのは「キャプテン・マーベル」と「ハルク」。ハルクかあ。