古代文明の謎はどこまで解けたか〈2〉地上絵と伝説に隠された歴史・篇

いまだに解明されていない古代文明の謎に最先端の考古学はどこまで迫っているのか?という本を三つに分けたうちの二。1冊目で有名どころを総攫いしてしまったのか、扱うテーマは若干マイナーである感が否めない。「ナスカの地上絵」と「レイライン」、「古代の大航海」と「バイキングのアメリカ発見」、「アーサー王」と「ロビン・フッド」と一括りにできそうな気がしないでもない。
面白かったのはアマゾン族についてで、伝説について述べるだけに終らず、実在の検証まで至っていた。今現在でできる限りのところまで突き詰める、という本書の性格がよくわかる一例である。もう一冊も楽しみ。

古代文明の謎はどこまで解けたか (2) 地上絵と伝説に隠された歴史・篇

古代文明の謎はどこまで解けたか (2) 地上絵と伝説に隠された歴史・篇