絡新婦の理

京極夏彦の長編ミステリ。
巷を騒がせる「目潰し魔」の捜査の延長線上に浮かぶ謎の「蜘蛛」、聖ベルナール学園に飛び交う噂の一つ「蜘蛛の僕」、そして当主が死んだばかりの織作家の「蜘蛛の巣屋敷」でおこった殺人事件、これらの黒幕である「蜘蛛」とは誰なのか?
他の百鬼夜行シリーズと同じく、オカルトから戦後日本の様々な題材まで虚実入り混じえて一作にまとめていて、一冊読むとおなかいっぱいである。長い道中で真犯人は途中でなんとなくわかってしまうのだけども、結末までたるまずに読めます。ただ犯行動機がいまいち。あと長すぎて感想を書こうにもまとまらない。

文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)

文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)