高橋克彦と明石散人の対談。
高橋克彦はなんだったか怖い話と、あともう一冊、ミステリぽいものを読んだことがある気がする。明石散人という人は読んだことなかった。しかしこの人は頭の周りは早いんだろうけども押し付けがましいというか、僕が僕がとうるさい。
内容は「日本人のオリジナリティ」「正史と偽史を分ける視点」「浦島伝説で解く天皇家の謎」「日本歴史の裏に潜むもの」「柳田民俗学が陥った罠」「東北王朝と鎌倉幕府成立の謎」「日本が誇れるもの」とそれぞれ章分けされていて、それぞれ勝手なことをしゃべっている。それでも、歴史書が偽だったからといって書いてあること全てが偽とは限らない、とか、浦島太郎と天皇家をつなぐ道教の話とか、柳田国男と佐々木喜善の話、天皇家=古代史のカギという話なんかは面白かった。佐々木喜善の「聴耳草紙」は是非読んでみたい。
- 作者: 高橋克彦,明石散人
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1999/01
- メディア: 単行本
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