監督:ゲイリー・ロス(2012 米)
ジェニファー・ローレンスを見たことがなかったので見てみた一本。デストピアっぽい未来の独裁国家で、選ばれた子供が殺しあわなければならないゲームが『ハンガー・ゲーム』。『バトルランナー』と『バトル・ロワイアル』を足して二で割ったような二番煎じである。原作はそうは思われなかったのか人気らしいので、原作にある良いところを色々とカットしたのだろう。
たとえば「観客に好印象を与えればお助けアイテムがもらえる」という「秘密」をサバイバルの先輩がこっそりと教えてくれる場面がある。極限のサバイバルにおいてはなかなか有効な情報だと思うのだが、傷薬かなんかをもらっただけでそれ以外には利用していなかった。きっと原作ではうまいこと利用されていたがおそらく映画においては利用する時間が足りなかったのではないかと推察する。