2009-04-18から1日間の記事一覧

侍はこわい

短編集。大阪を舞台とした話が多いが、若き日の近藤勇を描いた「ただいま十六歳」なんかもある。「城をとる話」もそうだが司馬さんは、どうしてこの時代にこんな人間が生まれたのだろうか、と思わせる強烈な個性を持った人を描くのがうまい。というか好きら…

城をとる話

司馬遼太郎の没後に出版されたと思う映画用原作?の長編。関が原前後の東北地方を舞台とした、己の力の限り生きようとした人たちの話。直江も出るよ。城をとる話 (光文社文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 光文社発売日: 2002/11/12メディア: 文庫購入:…

白洲正子自伝

白洲次郎の奥さん、というぐらいにしか知らなかったが本人も芸術家というか評論家のようなことをしていた白洲正子の自伝。読み始めて樺山の孫という時点で食いついてしまったが、他にも大正から昭和にかけてのブルジョワ階級(華族か士族かはわからなかった…