キャプテン・マーベル

監督:アンナ・ボーデン&ライアン・フレック(2019 米)
出演:ブリー・ラーソンサミュエル・L・ジャクソンベン・メンデルソーンジャイモン・フンスーリー・ペイス、ラシャーナ・リンチ、ジェンマ・チャンアネット・ベニングクラーク・グレッグジュード・ロウ

1995年、ロサンゼルスのビデオショップに、突然正体不明の女性(ブリー・ラーソン)が空から降ってくる。彼女には驚くべきパワーが備わっていたが、全く覚えていない“記憶”がフラッシュバックすることが悩みだった。その記憶にはある秘密が隠されており、それを狙う敵がいた。彼女は、後にアベンジャーズを結成するニック・フューリーと共に戦いに身を投じることになる。(Yahoo!映画より)


映画『キャプテン・マーベル』本予告

 

 「エンドゲームでしれっと現れて漂流しかけた宇宙船を地球に届けるアイツ」の映画。その後のサノスとの決戦でも一人だけ余裕を見せて戦っていたことは記憶に新しい。スーパーヒーロー(ヒロイン)にしても規格外のパワーを持つキャプテン・マーベルの、そうなるまでの話である。とはいえ、なんかのパワーの核が爆発したと思ったらそのパワーがもろに体に取り込まれたという、画面で見る以上の説明があるわけではない。それでもこの映画を見た後だと「しれっと現れて漂流しかけた宇宙船を地球に届ける」という離れ業をやってのけても、アイツなら仕方ないと思えてしまうのはマーベルならではの説得力というか、不思議である。
 不思議と言えば宇宙のどこに行っても英語が通じると思ってるマーベルの主人公たちも不思議である。キャプテン・マーベルやスターロードについては地球とのつながりがあるから良いとしても、クリー星人が英語で話す義理はないんだよなあ。敵の親玉サノスまでも英語を使っている世界で、違う言葉と言えばワカンダで少しと、真田広之ぐらいである。作ってる人たちの異国感が透けて見えるようで興味深い。