スイングできるやつと、そうでないやつだ!

南の島で観光客のお手伝いとかしていると、2種類の人がいる。(何もなくて)ダメなところだ!と言う人と、(何もなくて)なんて素晴らしいところだ!と言う人である。
よくワインの入ったグラスに例えて「半分しかない」か「まだ半分もある」かというのと同じで、見ているものは同じでも人によって感じ方はかくも異なる。相手をして楽しくなるのは間違いなく後者だが、それがいつも正義とは限らない。例えば一緒に仕事して頼りになるのは前者だろう。在庫が少ないのに「まだあるから大丈夫」と言い続ける人に在庫管理は任せたくない。
というわけで一長一短、どちらが良い悪いという話でもないのだが、「半分しかない」という批判精神が日本でふんづまりを起こしているところを見ると、「まだ半分もある」と考える割合を少し増やした方が暮らしやすい世の中になるのかもしれない。