生存、確認っ!

このところそれなりにおもしろいことはあるのだけども、こういうところに書いて良いのかどうか判断に苦しむ事柄が多いのと、本を読むには読んでいるんだけどもまとまらない、まとめる時間がない、そんな時間があったら寝ている、という日が続いています。あと体調崩したというのもあるな、うん。
特にFacebookは現地の知り合いが多く登録されているので滅多なことは言えない。誰がどこで見ているかわからないというのは窮屈なことだ。しかし現地人の間抜けぶりを笑っていたら土地から追い出された、なんてことになっても困るし。せめて誰にも見られなさそうなこちらに書いておきたい。
例えば先日の話。店の裏で修理していた船を海に戻すために、電気公社からクレーントラックをレンタルした。1日500ドル。さらに某大臣にお願いしてトレーラーも借りることにした。こっちはロハ。
当日朝9時、誰も来ない。まあまあ、そんな朝一で来てくれるとは私も思ってませんよ。朝10時、誰も来ない。この辺で電気公社に電話させる。もう出発したらしい。発電所からうちの会社まで2キロと離れてないけども、まあすぐ来るというんだから、ねえ。10時半、まだ来ないので従業員を電気公社に突撃させる。そして11時になってようやく到着。いろいろ言いたいのを堪えて作業開始。そろそろトレーラーの方も電話してみる。
私「今どこ?」
担当者「空港だけど30分で行くから!」
ところが12時になってもまだ来ないので、もう一度電話。
私「今どこ?」
担当者「あっ。すぐ行くから!」
忘れてたな。
そして12時半頃、その担当者が到着。
しかしこの担当者、手ぶらである。
担「トレーラーはあるんだけど、トラックがなくて。持ってない?」
私「持ってないから借りることにしたんだよ。」
担「オー、マイ。探してくる!」
結局全てそろったのは午後2時半だった。


証拠写真

ちなみにこの時の船は某地方政府のもので、その後、海におろして港に廻航することになった。しかし港で待っていてもなかなか船はやってこない。同行していた某地方政府の市長が船に電話してみると、エンジンが壊れて環礁内で漂いつつ修理中だという。いやいや昨日テストした時はちゃんと動いたし、そんなことはないんじゃないの?でも中古だからいろいろ考えられるし、と不安に思いながらも、さらに待つこと1時間。船は無事帰ってきた。
船から降りてきた船長は不満顔で、「燃料に水が入ってたぞ!」と文句を言われる。いやいやいやいや。今日燃料入れたのはあなたですよ?ということをやさしく伝えたところ、不満は収まった。まあ燃料くらいのトラブルで良かった、というのが正直なところなので、船長の不遜な態度は勘弁してあげることにした。
というわけで、このような話はあちらには書くことができない。この地方政府の市長とか、かなりファンキーないでたちで、髪型なんかも「そんなのアリかよっ!」と思わざるを得ない代物だが、さすがに現地では笑うわけにはいかないのである。もっとも日本だってそう何でもかんでもあからさまに言うことはできないだろうから、そういう意味では変わらないのだけど。