アタマのお葬式

マジュロの大酋長アタマ・チトキアが亡くなった。アタマさんは首都のあるマジュロ環礁他いくつかの環礁の大地主(マーシャル語でイロイジという。アタマは女性だからレロジという)で、初代大統領のいとこで、なおかつ現大統領の母親でもある。つまりこの国ではかなりのVIPの葬式となるわけで、この1週間は街中がなんやかやとバタバタしていた。
亡くなったのは11/20頃で、まずはじめに国会で葬儀が行われ、国会議員や各国の大使らが参列。その後うちの店の近くの教会で4〜5日間葬儀が行われ、私たちはここで参列した。さらにここで終わらずに、昨日からはマジュロの一方の端、ローラまで遺体を運んでそこでもまた葬儀を行うという。しかもローラまでの約40キロの道のりは車をずらずら並べてみんなでハザードランプをつけ、とろとろとパレードをするらしい。何を考えてるんだか。ちなみにうちの従業員サリー(写真)によると、仕事のある人以外全員行くらしい。なんで?と聞いたら「だって交通費は彼らが払ってくれるのよ!」とうらやましそうに言っていた。だって、じゃないだろ。答えになってないぞ。