コプラ。

10月中に更新しようと思っていたのですが叶わず、早くも11月に入ってしまいました。こっちに来てからまもなく3ヶ月。早いなあ。というわけで前回の続きです。
離島に着くとコプラ売りが殺到します。以前にも説明したような気もしますが椰子の実のガワをとっぱらったものが高円寺ガード下の八百屋で売ってるようないわゆるココナッツで、その中身を乾燥させたものがコプラであるようです。こいつが燃料になったり石鹸の原料になったりするらしく、首都のマジュロ島で買い取ってくれる会社があるのでうちの船が仲介して買取るわけです。で、コプラを売って懐ろが潤った人たちはうちが持ち込んだ商品を買う。食料品からエンジンまで何でも揃えてますぜ、と。
ちなみにこのコプラは食料にもなるらしく、わが社のレジ係に聞いてみたところ、小麦粉と混ぜたりおむすびに混ぜたりと色色な使い方があるそうで、大変美味しそうなリアクション付で解説していただきました。我が家の庭にも椰子の実がゴロゴロ落ちていますが従業員に言わせるともったいないそうです。ちなみにマーシャル語にはココナッツに関する言葉がたくさんありまして、その辺は日本で言うところの魚介類に近い感覚かもしれません。あと話が少しそれますがどういうわけかこちらの人たちは食べ物の話になると表現が豊かというか本当に美味しそうな顔をして「ワッラー、ルックンエンノウ(おやまあ、すごく美味しいわー)」などと言います。でも実際は大して美味しくなかったりするので注意が必要です。
さて話は変わりますが、今日の写真はマロエラップ環礁にゴロゴロと落ちていた飛行機の残骸。兄撮影。この写真を父に送ってみたところ「ゼロ戦です。」と明確な返事が返ってきました。どこで識別できるんだろうか。