京極堂シリーズ第三弾。後醍醐天皇・真言立川流・熊沢天皇・国譲り神話に諏訪信仰、と日本史上の敗者総攫えのエピソードが絡まりまくった殺人事件でいつにも増しておなかいっぱいだったが、なんとなくスピード感がないというか、途中の説明がまだるっこしい部分があった。ややこしい話ではあるし説明が多いのも仕方がないのだが、ユングとかフロイトの話は割愛してもよかったように思える。
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/09/05
- メディア: 文庫
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