えいどりあーん

さてエイリアンといえば現在の私の境遇もまた同じようなもの(仕事で来ている点は異なる)で、実際私の適当な英語でも毎日顔を合わせている従業員とは概ね会話ができるようになったし、気がつけば相手の言うことはなんとなく頭に入るようになっている。これで人人の心が乾いていて私が潤すことができれば正にバグダッド・カフェなのだが、どういうわけかこちらの人は物質的に豊かでない割に面白おかしく生きているようなのでそこまではいかない。
とにかくそういったことを踏まえて思うのは、言葉の通じない相手と話す時に大事なのは元より言葉が通じないのだから最初は意思が通じなくて当たり前ぐらいに構えることで、これは見ず知らずの人の家で勝手がわかる人がいないのと同じこと。細かいところだとその場その場で話す言葉というか言い回しがあったりするので、それを勉強するには結局虎穴に入る必要がある。逆に一般的な英語だってあるわけで、それについては英語に触れる機会が少しでもあれば、たとえ映画を見るだけであってもそれに近い勉強はできる。ような気はする。気はするのだが至らないのは自分が不勉強だからであり、これは性質なので仕方のないところ。