主人公たちの顔が一番怖い『モンスター・ハウス』

監督:ギル・キーナン(2006 米)
出演:ライアン・ニューマン、スティーブ・ブシェミ

 少年DJの家のむかいに立つ奇妙な屋敷。そこにはネバークラッカーという年老いた男が住んでいた。ネバークラッカーは、自宅の庭に他者が侵入することを非常に嫌い、それを侵した子どもたちのおもちゃ等を取り上げていた。そして奇妙なことに、その老人は家に話しかけていたのだという。はずみで庭に入ってしまったボールを取りに行こうとしたDJはネバークラッカーに怒られるが、怒った彼は心臓発作で病院へ運ばれてしまう。そのときから奇妙なことが起こり始める。なんと屋敷は生き物だったのだ。大人は誰も信じてくれず、DJは親友のチャウダーと共に屋敷の監視を始めるのだった……。(Wikipediaより)


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 子供と一緒に見るつもりが彼には怖すぎて途中で見るのを拒否されてしまった映画。私が子供の時はホラー映画が流行っていたのか金曜ロードショーとかでチャイルドプレイとかエクソシストとかガチ目なのをよく放送していたように思うが、最近の子供はどうなんだろう。少なくともこの『モンスター・ハウス』はあくまでも子供向けであってホラーではない。

 近所の怪しい家を見張っていたら本当に家がモンスターであることを発見してしまった少年たちの話である。元々家主の奥さんがサーカスに出てるようなすごい巨体だったから、デカい→モンスター→デカい家=モンスター・ハウス!というひねりの利いた(皮肉です)アイデアが、子供向けだからってそんな火の玉ストレートがありなのか・・・と呆然としてしまう。もっともアイデアがどうであっても子供向け映画としてはちゃんと成立しているとは思うので、いいのかな。