ハワイで買って、マジュロで交換?

うちの売れ筋商品でスコットサンダルというものがある。見た目は何の変哲もないハワイ発のサンダルなのだが、ソールが硬く、珊瑚ばかりのマーシャルの海を歩くのによいとかで大人気商品となっている。まあ実際はハワイでかなり一般的に広まっているようなので、ハワイ=かっこいいという憧れから売れているのだろうが、とにかく売れている。ただなんでもかんでも適当なマー人のことなので、サイズなど確認せずに買っていくことが多く、そのため購入後の交換も多い。基本的には返品・交換については手数料をもらうことにしているのだが、本当に買ったばかりできれいなものについては手数料をとらないことも多い。
という話を枕に持ってきて今日の話。一人のマー人の若者が私のところにやってきて、スコットサンダルを交換してほしいという。私は他の仕事をしていて中断されたくなかったので、適当に商品を眺めてから「いいよ」と適当な返事をしてしまった。その時はちょっと違う柄のような気がしたが、先日入荷した際に新しい柄があったな〜、とか思っていた。今思えばこのときレシートを確認しなかったのが私のミス。
その後サンダルコーナーを眺めていたスギちゃんが、従業員に「なんで一足だけ違う柄のがあるの?」とたずねる声のが聞こえたので、それはさっき返品で来たやつであることを伝えようと思ったら、その矢先に従業員が驚きの一言。「それはハワイで買ったやつらしいよ」。つまりハワイで買ったサンダルを、同じ商品を売ってるうちの店で交換していったという。そんなこと聞いてねえぞ!と怒ったものの、従業員はなぜ私が怒っているのかわからない様子。そういえば今日はいつもの店員担当が二人とも休んでいるので、普段は配達担当のリーズンがやってるのだった。そして彼は頭の回転が若干緩やかなのだった・・・。
どこの世界に他所で買った商品を交換してくれるお店があるというのか、という私の憤りは結局彼には伝えられなかったので、とりあえずその辺を理解してくれそうなフキコに説明したら大笑いしていた。やはりマーシャル人にとってもおかしい話なのだろう。まあ交換した商品もスコットであることは間違いない(贋物も存在する)ので置いておけば売れるだろうけども、まったく腹立たしい話である。
今回のミスは
1. 従業員が私に状況を説明しなかった(レギュラー店員がいなかった)
2. 私がレシートを確認しなかった
という二つのミスが重なったもの。しかしこんな細かい仕事をいちいち気にしなければならないというのもいい加減面倒である。なんとかならないものか。